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平均年収、羽振りいいのはどこか ランキングにネットの反応様々

   間もなく今年も仕事納め。「今年もよく働いた」という人もいれば、「よく働いたわりには、いまいち収入が......」と思っている人もいるかもしれない。転職・求人情報サイトのDODAから発表された、「平均年収ランキング2016」によると、2016年の正社員の平均年収は、「平均年収ランキング 2015」の前回比2万円増の442万円だったという(対象者:2015年9月~2016年8月末までの間に、DODAエージェントサービスに登録したホワイトカラー系職種の男女/雇用形態:正社員/サンプル数:約27万件/平均年収は手取りではなく支給額)。

損害保険業種が上昇

「投資」関連が高給という結果に
「投資」関連が高給という結果に

   職種別に見ると、全86職種のうち1位は「投資銀行業務=777万円」。2位は「運用(ファンドマネジャー/ディーラー/アナリスト)=773万円」、3位「MR(医薬情報担当者)=710万円」、4位「経営企画/事業企画=681万円」、5位「知的財産/特許=664万円」、6位「セールスエンジニア/FAE=636万円」、7位「法務=627万円」、8位「ITコンサルタント=627万円」、9位「財務=615万円」、10位「先行開発/製品企画=604万円」となった。

   次に業種別に見ると、全67業種のうち、1位は「投信/投資顧問=701万円」、2位「医薬品メーカー=672万円」、3位「医療機器メーカー=582万円」、4位「電子/電気部品/半導体メーカー=569万円」、5位「家電/モバイル/ネットワーク機器/プリンタメーカー=556万円」、6位「信託銀行=551万円」、7位「証券会社=551万円」、8位「損害保険=550万円」、9位「CRO(受託臨床試験実施機関)/SMO(治験施設支援機関)/CSO(医薬品販売業務受託機関)=515万円」、10位「自動車/輸送機器メーカー=500万円」となった。

   前回から最も年収が上がった業種は、8位の「損害保険」。前回に比べて、60万円増となった。2番目に増加額が大きかったのは14位の「機械/電気機器メーカー」の51万円増、次いで25位の「ゼネコン/サブコン」が34万円増となった。

壮大な人生思い描く人も

   この結果に対し、ツイッターでは

「2年働かないと平均年収届かない......」
 「DODAのデータベースから取ってきてるなら、若年層なんじゃないかな。エグゼクティブ系に絞るともっと上がると思う」
 「投資銀行業務って、外資だと新卒でもミニマム1000万なんだけど。日系の投資銀行業務が実際投資銀行になれてないのも平均下げる原因かと」

など、さまざまな反応があがっていた。

   高収入の職業に転職したい人もいるようで、

「次はコンサルか投資銀行に転職したい。割とマジで」
 「格付け会社って左うちわなんだなぁ、転職したいw」
 「営業なら医療業界が高給かつ成長業界なので良さそうかな」

といったつぶやきも見られた。なかには、

「突然の南米赴任辞令でひとまず彼女と結婚→社費留学でボストン→六本木の投資銀行へ転職し、順調に昇進も離婚→投資ファンドを立ち上げるも、直後に金融危機が襲い...みたいなダイナミックな人生を期待したい」

と壮大な人生を思い描いている人もいた。

   年収だけが仕事のやりがいを決めるものではないが、来年に向けて転職を考えている人は参考にしてみては。(KM)