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みずほ証券、フランクフルトに証券現法を設立へ 

   みずほフィナンシャルグループのみずほ証券は、ドイツのフランクフルトに証券業務を担う新会社を設けて、現地での認可申請手続きの準備を開始したと、2017年7月24日に発表した。

   英国の欧州連合(EU)離脱に備え、フランクフルトを欧州での中核拠点にする狙いがある。

  • 英国のEU離脱への備え(写真は、フランクフルトのユーロタワー)
    英国のEU離脱への備え(写真は、フランクフルトのユーロタワー)
  • 英国のEU離脱への備え(写真は、フランクフルトのユーロタワー)

英国のEU離脱に備え

   欧州連合(EU)には加盟国で金融業の免許を得れば全域で営業できる「単一パスポート制度」がある。みずほ証券は現在、ロンドンに拠点を置いているが、予定されている2019年に英国がEUを離脱すれば、EU全域での営業活動に支障を来たす可能性が高まる。

   みずほ証券は、「英国のEU離脱後も、欧州を含む全世界のお客さまへ持続的かつ安定的なサービスを提供できる体制を整備していく」としている。

   証券会社がドイツのフランクフルトに拠点を置くのは、みずほ証券だけではない。6月には、野村ホールディングスと大和証券グループ本社が、フランクフルトで証券現法を設立して認可申請手続きへの準備をはじめたと発表していた。