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10月から変わること ヤマト運輸、鳥貴族・・・料金改定続々

   2017年10月1日から、さまざまなサービスで料金が改定。ヤマト運輸や鳥貴族、日清オイリオグループの家庭用オリーブオイル、マールボロブランドのたばこなどの身近な商品・サービスが値上げされた。

   また、育児・介護休業法の改正で、10月から最長2歳まで育児休業の再延長が可能になった。ふだんの生活が変わりそうだ。

  • 10月は値上げラッシュ!
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家計には「痛い」値上げ

   ヤマト運輸は個人向け宅配便の料金を引き上げ。荷物の大きさにもよるが、最大で180円(140、180サイズ)の値上げとなった。

   全品280円均一(税別)が「売り」だった、焼鳥店チェーン大手の鳥貴族は、10月1日から一律298円(税別)に改定。原材料や人件費などのコスト増が影響している。

   また、日清オイリオの家庭用オリーブオイル「日清さらっと軽~いオリーブオイル」などの5商品の卸売業者などへの納入価格を、2日出荷分から10%程度の値上げ。生産地で、原料のオリーブが不作だったことが影響しているとされる。

   かつお節も値上げ。にんべんは2日出荷分から、かつお節や削り節などを10~25%程度値上げした。全国農業協同組合連合会(JA全農)は片栗粉などの原料となる「ばれいしょでんぷん」の出荷価格を約1割引き上げ、1キログラム当たりの出荷価格を15円程度引き上げ、約160円とした。原料となるジャガイモ不足が影響。6年ぶりに値上げした。

   農林水産省も、国が輸入して製粉会社に売り渡す小麦の価格を、10月から平均3.6%引き上げると発表している。値上げ後の平均価格は1トンあたり5万2510円。原産国である米国やオーストラリアの天候不順や円安などを反映した。

   フィリップ モリス ジャパンは「マールボロ」ブランドの32銘柄を、それぞれ10円ずつ値上げする

   いずれも家計には、痛い値上げとなりそうだ。

   一方、育児・介護休業法の改正で、最長2歳まで育児休業の再延長が可能に。現行、育児休業は原則として子どもが1歳になるまで取得できるが、保育園に入所できない場合などは半年間の延長(1歳6か月まで)が可能になっている。それを、10月からは1歳6か月以後も、保育園などに入所できない場合には、会社への申し出により育児休業期間を「最長2歳」まで再延長できるようになった。