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小銭いらずで利用伸びる 電子マネー決済、過去最高

   電子マネーによる決済件数が拡大している。

   日本銀行が2017年9月29日に公表した決済動向によると、7月の件数は4億8500万件と、過去最高を更新した。前年同月と比べて3.0%増えた。

  • 電子マネーの決済、ますます広がる!
    電子マネーの決済、ますます広がる!
  • 電子マネーの決済、ますます広がる!

「最後は使い勝手のいいほうが残る」

   電子マネーの発行枚数は、7月末時点で3億4694万枚。このうち、携帯電話は1割程度を占めている。また、決済に使う端末の台数は216万台で、いずれも過去最高を更新した。

   電子マネーは、JR東日本の「Suica」をはじめとした交通系のほか、セブン&アイ・ホールディングスの「nanaco」やイオンの「WAON」などの流通系、楽天Edyなど専業系と幅広く普及。最近は電子マネーが使える小売店や飲食店などが増えており、利便性が向上していることが背景にあるようだ。なお、この調査では鉄道の乗車券購入は含んでいない。

   ただ、1件当たりの決済金額は伸び悩んでいる。2015年の1件あたりの決済金額は平均993円、16年には991円で、17年7月は941円と前月は上回ったものの、さえない状況が続いている。

   電子マネーのこうした利用状況に、インターネットの掲示板などでは、

「最後は使い勝手のいいほうが残る。そこに現金はないと思う」
「国内で電子マネーのシェア争いしている間に海外の電子マネーが世界標準になっていそうだなw」
「Apple Payで使えるようになったのは大きいな」
「電子マネーを使える自販機も増えてきたな。まだこれからじゃないの」
「俺は電子マネーが使える所ではそれしか使ってない」
「電子マネー広がればコンビニ強盗もなくなるし計算ミスもなくなるし金を持たなくていいから道端でスリもなくなる」

   と、どちらかというと電子マネーの普及に期待を寄せる声が少なくなかった。