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10月末上場のメキシコペソ、取引通貨中で第9位に登場 くりっく365

   東京金融取引所の取引所為替証拠金(FX)取引「くりっく365」で、2017年10月30日に新規上場した「メキシコペソ・円」の通貨ペアの取引数量が、11月中に4万3710枚となり、第9位に入った。全通貨ペアの1.9%にあたる。

   12月6日のJ-CASTニュース編集部の取材に、東京金融取引所は「もう少し伸びてもいいと思っています。ただ、トップ10に入ったので、滑り出しとしてはまずまず。認知度が高まっていけばいいですね」と話している。

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政策金利7%の高金利通貨!

   東京金融取引所によると、17年11月の全通貨ペアの取引数量は、前月と比べて6.6%増の231万4572枚だった。1日の平均取引数量は10万5210枚。11月末時点の口座数は、前月から5182件増えて、81万8891件となった。くりっく365の証拠金残高は、4504億3000万円(前月比6億6400万円増)にのぼる。

   通貨数量が多いのは、米ドル円(72万4017枚、シェア31.2%)、トルコリラ円(38万8589枚、16.7%)、南アフリカランド円(36万8164枚、15.9%)、英ポンド円(19万3076枚、8.3%)、オーストラリアドル円(14万5189枚、6.2%)などが上位を占める。

   政策金利が7%と高いメキシコペソは、トルコリラや南ア・ランドとともに、「高金利通貨」とされ、取引数量でも中国元や韓国ウォンを上回っている。東京金融取引所は「取引所FXは、もともと高金利通貨のシェアが高めなんです」と話すが、新たなスワップ投資(金利収入)として注目されはじめている。