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男性カバンも「使い分け」の時代 ビジネスシーンにあわせて「着替え」(篠原あかね)

   今ではビジネスパーソンにお馴染みとなりつつあるリュック型のカバンですが、私は以前よりマナーとしてはNGという立場をとってきました。

   しかし、年々ビジネスシーンに馴染むデザインや素材が増え、そして何よりもパソコンやタブレットなど昔に比べて持ち歩く中身が変わった現代では、身体への負担軽減や両手が使えるメリットなどから市民権を得てきたと言ってよいと思います。

  • 男性もビジネスシーンでカバンを「着替える」時代です
    男性もビジネスシーンでカバンを「着替える」時代です
  • 男性もビジネスシーンでカバンを「着替える」時代です

スーツは変えても、カバンはいつものままですか?

   あるネットニュースでは、40代管理職の男性の意見として、部下には「初めての企業」や「カジュアルな服装をしていない企業」へ訪問する際は、従来どおりのビジネスカバンに取り替えるよう指示しているとの記事がありました。

   それを読んで私もその通りだと思いました。そして、男性もビジネスシーンに合わせて、都度カバンを変えることが当り前になったと感じます。

   女性は服装に合わせて通勤バックを変えていますが、男性の場合、スーツは変えてもカバンはいつものままという方が多いのではないでしょうか。

   ただ、さまざまなシーンに合わせてカバンを変えると起こるのが忘れ物です。荷物を入れ替えたことで定期券や財布、小物を忘れた経験は誰にでもあると思います。

   必須アイテムだけでなく、あると便利...... というものまで入れた私のカバンはパンパンで、正直入れ替えるのも面倒くさい状態。なんとかカバンのサイズに合わせて綺麗に詰め替えたまではいいものの、クライアント先で帰り際にちょっと恥ずかしい思いをするのはしょっちゅうです。

   それは...... 出した資料や手帳が入らない! ファスナーを閉じたいのに閉じられない。取り出すまではあんなにしっかりと収まっていたのに。お客様に辞去の挨拶をしたのでさっさと退室しなくてはと焦ります。

カバンの中身は8分目がちょうどいい

   結局、中途半端に詰め込んだカバンを片手に笑顔で挨拶して別れ、ビルのエントランスで中身をもう一度綺麗に詰め直してから帰路につく始末。逆に相手が同じ状態に陥っていると、自分を見ているようで親近感がわきつつも、やはりカバンの中身は8分目がちょうどいいなぁ、なんて感じます。

   一度持ち歩きだすと、カバンの中身ってなかなか減らせないものですね。機能的で大容量が「売り」のビジネスリュックがたくさん販売されていますが、詰め込むことに慣れてしまうと従来のビジネスカバンでは物があふれかえることになります。 状況に合わせたカバンを上手に使い分けるためにも、入れ替えがラクになるバックインバックを利用したり、思い切って持ち物を断捨離したりすることも大切ですね。(篠原あかね)