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6月の給与総額、21年ぶりの高い伸び 

   2018年6月の毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上の事業所)によると、基本給や残業代などを合計した1人当たりの現金給与総額(パートを含む、名目賃金)は、前年同月比3.6%増えて44万8919円となった。厚生労働省が8月7日に発表した。

   11か月連続のプラスで、1997年1月以来、じつに21年5か月ぶりの高い伸び率を示した。

  • ボーナスが増え、給与総額もアップ!
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ボーナスが後押し

   現金給与総額の内訳をみると、基本給などの所定内給与が1.3%増の24万5918円、残業代などの所定外給与が3.5%増の1万9693円だったのに対して、ボーナスなどに相当する「特別に支払われた給与」が7.0%増の18万3308円となり、全体を押し上げた。

   厚生労働省は、業績のよい企業がボーナスを増やした影響とみている。

   物価の影響を加味した実質賃金は、2.8%増で2か月連続のプラスだった。