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軟調なドル円相場のなか、早稲田大と一橋大が「1万円」復帰(FX大学対抗戦)

   軟調なドル円相場が続いている。米中首脳会談で両国の追加関税が当面見送られることになったことを受けて米中貿易摩擦への懸念が後退し、2018年12月3日のドル円相場は113円台後半~前半で推移。4日には1ドル112円台半ばまで急落した。

   翌5日に113円台を回復したが、6日は中国通信機器大手のファーウェイ幹部がカナダで逮捕され、米国が引渡しを求めていることが伝わると米中関係の悪化懸念から再び112円台半ばまで反落。その後も、米国の経済指標や原油価格の動向などで乱高下した。

   そうしたなか、早稲田大学が1万円割れから大幅プラスで「復活」。一橋大学は戦法を変えて、これが奏功。1万円台に戻した。明治大学も、着実に前進する。國學院大學も好調を維持。一方、ドル急落に慶応大学は慎重に対応した。

  • 早稲田大、一橋大がそろって1万円台に回復!
    早稲田大、一橋大がそろって1万円台に回復!
  • 早稲田大、一橋大がそろって1万円台に回復!

ガマンして、ガマンして......(早稲田大)

12月3日(月)

   きのうアルゼンチンで開かれた米中首脳会談だが、あいまいな結果に終わったうえ、大方の予想と異なり、米国が中国に対しての関税引き上げ処置を90日間見送るという緩和的な方針を打ち出したがために、予想とは裏腹にドル円相場は急上昇した。

   早朝には最高値1ドル113.8円を付けて、現在10時に1ドル113.6円付近で動いている。しかし、中長期的な目線での保持を実行。これ以上ドル高に向けての材料がなかなか想像しづらいため、含み損が800円とかなり大きいがポジションはそのままにしておく。

12月4日(火)

   現在22時。きょうのドル円相場はかなり荒れた展開となった。日中1ドル113.7円近くを高値に、それから一気に下落していった。途中、何度か下げ止まりの気配を見せたものの、すぐに割り込み、たった半日で1円近く下げ、今は112.7円台で推移している。

   いまだ値動きは不安定だが引き続き注視していく。

12月6日(木)

   米国の長期金利が短期金利を下回る「逆イールド」が発生し、投資家は米国経済の先行きを悲観。株安とともにドル円も下落し、現水準に収まっている。保持していた売りポジションを1ドル112.63で買い戻しに成功。現在の総資産は1万578円になった。

   ただ、1週間ものあいだ含み損に目をつむり続けての、この結果なので少々リスクに対してリターンがまったくなっていないと感じている。これからも参入タイミングの吟味を怠らずにトレードしていきたい。

前週からの損益 プラス666円

12月7日現在 1万578円

コツコツ前進(明治大)

12月3日(月)

   米中首脳会談の結果、米国が中国に対して関税をかけることを一時先延ばしにしたことで、ドルが買われたがあまり影響はなかった。20時あたりに、1ドル113.439円、113.591円で「買い」を入れ、それぞれ1ドル113.446、113.589円で決済。さらに1ドル113.581円で「売り」を入れて113.589円で決済した。13円のプラス。

12月4日(火)

   朝方、急激に下降したことで、引いたサポートライン(支持線。為替レートが過去に何度か、その水準で下げ止まった価格帯を示す)も越え、ついに1ドル112.8円を割った。ここまで下がるとは思っていなかったので、スキャルピングに近い取引で利益を確定した。

   1ドル113.069円をショートで「買い」。1ドル113.082円で決済。

   1ドル112.959 円をショートで「買い」。1ドル112.970円で決済。

   1ドル112.846円をショートで「買い」。1ドル112.886円で決済。

   1ドル112.863円をショートで「買い」。1ドル112.821円で決済。

   これらの取引で、108円のプラスとなった。

12月5日(水)

   1ドル112.599円でショートの「買い」を入れたが、ちょうど跳ね返し112.705円で損切り。106円のマイナス。

   これまでになく取引数が多かったが、反発を読めずプラス分をほぼ相殺された。その後、1ドル112.234円まで下がったので間違いではなかったが仕方がない。

前週からの損益 プラス15円

12月7日現在 1万796円

ドル下落、慎重に対応(慶応大)

   今週は相場を見直し、トレンドラインなどを意識しつつ、値動きを慎重にうかがっていった。

12月3日(月)

   12月1日(日本時間2日未明)に行われた米中首脳会談で、米国側が関税率の引き上げを猶予して米中通商協議を継続することで合意していたため、この日は「円売りドル買い」が進むと思っていた。ところが、土日明けの取引再開後すぐに円売りドル買いの動きは弱まり、1ドル113.817円を最高値として下落し続けたため、取引を見送った。

12月7日(金)

   今週は課題や中間テストがあり、相場を見るチャンスが少なかった。

   値を落としていた円が再び買いの動きによって値を戻していたが、動きは少なく横バイ(レンジ)相場を形成していたため、取引を見送った。

   10月半ばあたりからトレンドラインとトレンドラインで形成される収束三角形(トレンドラインのあいだで値動きが収束する)が形成されているため、いずれどちらかのトレンドラインをブレイクして大きく動くので、注視していきたいと思う。

   また、来週は米国の消費者物価指数や小売売上高などの重要な経済指標が発表され、ドル円相場が大きく動く可能性が高いので、取引のチャンスをつかんでいきたい。

前週からの損益 プラス・マイナスゼロ

12月7日現在 1万311.23円

してやったり! 1万円突破(一橋大)

12月5日(水)

   この日は朝から、1ドル112.868円で「買い」から入った。前週までの教訓を踏まえ、特別なイベントに合わせたものではなく、前日の大きな下落からの反発を見越しての「買い」である。

   2時間足の移動平均線が上から重くのしかかってきているため、ある程度の値動きが見られたら、早めに撤退しようと思う。

12月6日(木)

   1ドル113.186円で、きのうの分を売り抜け、少しではあるが利益を出すことに成功した。 ドル円相場は少し弱気な方向へと動いた。先日のG20で米中貿易戦争の緊張が一時的に緩和されたものの、ファーウェイの幹部がカナダで逮捕されたことが米国と中国の緊張感を再認識させたように感じる。

   米ニューヨーク株式市場のダウ平均株価の弱気な動きと連動して、その後大きく円高方向に振れたことを考えると、今回の売りタイミングはちょうどよかったと思うが、相場の動きには引き続き注目していきたい。

12月7日(金)

   きょうは1ドル112.842円で、「買い」から入った。過去の動きから、この日0時頃に記録した安値を底値と判断しての購入だ。気を付けたいのは、きょうの夜に米雇用統計の発表が控えている点だ。これによって値がどう動くのかをチェックしながら、早めに売ってしまうのか、来週まで保有を続けるのかを判断したい。

前週からの損益 プラス318円

12月7日現在  1万32円

強気な中にも慎重さ(國學院大)

   今週は日経平均株価、米ダウ平均株価がそれぞれ、連日下落していく展開となり、米国の雇用統計も予想どおりだったため下落の流れは変わらなかった。

   ドル円相場は1ドル113.60円から112.20円までレートが動いたが、すぐレートを戻してしまうため、どれだけ待ててどれだけの高値で売れるのかというようなやり方のほうが今のドル円相場にあっているかもしれない。下落トレンドといっても、焦って売ってしまうとショートカバーに遭いやすくなってしまう。

12月4日(火)

   0時に1ドル113.60円から2回反発する形をつくり、113.485円で「売り」エントリー。反発の見極めが早く、あまり下落せず上昇し、1ドル113.625円で損切り。マイナス140円となった。

   この日は東京時間が始まってから、ドル円相場は急落。午前はチャートを見られなかったため、午後に1ドル113.30円で「売り」。その後も下がる展開になり、1ドル113.05円で再度「売り」。ドル円相場は113円を割れると損切りを巻き込むかのように112.70円まで下落。112.90円で利益確定した。プラス550円。

12月5日(水)

   後場に日経平均株価が下落していたため、そことの相関でドル円を、1ドル112.955円で売ってみる。そのあとはスルスルと落ちていく展開になったが、戻りが早く112.955円の建値決済で終わる。

   来週も戻り売りを狙っていきたいが、米ダウ平均株価や日経平均株価が下落しているのに、ドル円が下がらないということは単純に米ドルが他の通貨に対して強いからといえる。慎重に取引していきたい。

前週からの損益 プラス410円

12月7日現在  1万5790円