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接客業のマスク、新型肺炎対策で9割が着用を支持 しかし、その実態は?

   折からのインフルエンザの流行期に加え、新型肺炎の出現でマスクの重要度が増している。だが、接客業ではなお着用しないよう指導が行われてるケースがあるらしい。

   そうしたなか、ライフプラン相談、保険相談サービス「ほけんROOM(ルーム)」を運営するウィズリープが行った調査によると、接客業に従事する人の9割以上が、新型肺炎対策でマスク着用を支持した。

  •  新型肺炎対策の必需品「マスク」 接客業ではどうすべきか…
    新型肺炎対策の必需品「マスク」 接客業ではどうすべきか…
  •  新型肺炎対策の必需品「マスク」 接客業ではどうすべきか…

「マスク禁止」経験は3割

   調査は、コロナウイルスによる新型肺炎に対する懸念が強まったことを受け、2020年1月29日に緊急実施。インターネットで、接客業に従事する1022人から回答を得た。回答者の71.6%が女性、28.4%が男性。年代別では、10代=1.76%、20代=25.64%、30代=41.00%、40代=22.31%、50代=8.12%だった。

   「マスクの着用を禁止されたことがあるか」の問いに対して、「暗黙のルールで禁止だった」と答えた16.5%の人を含む、32.28%が「禁止されたことがある」と回答。「着用禁止」の主な職種は、スーパーのレジ打ち、飲食店員、美術館の館内業務、旅行会社スタッフ、ホテルのサービス係、百貨店の店員、金融機関スタッフなどだった。

   また、接客業でマスク着用者がいることをどう思うか、聞いたところ、「何も思わない」が49.3%、「清潔感がある」と回答した人が23.8%、「顔が見えないので少し怖い」と回答した人が10.2%いた。

   広がりを見せている新型コロナウイルスの対策として、接客業がマスクを採用することについては、「いいと思う」が87.9%、「どちらかと言えばいいと思う」が8.9%で、9割以上の人が着用支持の意思を表明。「よくないと思う」は0.10%、「どちらかと言えばよくないと思う」は0.29%だった。