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【馬医金満のマネー通信】マーケットは踏ん張ってる! ビットコイン100万円台、先進国で株価回復

   みなさんこんにちは。馬医金満です。ゴールデンウィーク、どのようにお過ごしでしたか? 今年は「ステイホーム週間」でしたから、「お約束」を守って、できるだけ家にいるように努めました。本を読む時間はたっぷり、ありましたよ。

   さて、前週(2020年5月4日週)は、仮想通貨市場でビットコインが久しぶりに100万円を超えました。前回100万円を超えたのは、今年2月下旬だったので、約2か月ぶりの100万円到達になりました。

  • コロナ禍にあってビットコインはがんばっている!
    コロナ禍にあってビットコインはがんばっている!
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日銀の金融支援策はポジティブ材料

   ビットコインの相場で意識される数値として、チャート図の100日移動平均線と200日移動平均線がありますが、今回はその両方の移動平均線を上抜けているので、中長期的な買いを検討する、長期目線のプレイヤーの参加が見込まれる状況なのではないかと考えています。

   ただ、これもビットコインの半減期が理由で一時的に上昇しているというロジックも十分にありえるので、半減期を過ぎたあとの値動きも慎重にウォッチする必要があるかなと思っています。

参考リンク:「【馬医金満のマネー通信】ビットコイン、5月に「100万円」到達もあるぞ! その理由は...... 」(J-CAST会社ウォッチ 2020年5月6日付)

   次に、株価について振り返りたいと思います。

   まず、最近の株式市場で大きかった出来事は、4月27日に開催された日本銀行の金融政策決定会合でしょうか。この会合では、コマーシャルペーパー(CP)や社債などの買い入れの増額や、新型コロナ対応の金融支援特別オペレーションの拡充が決定したことがあります。

   ただ、この内容はほぼ事前に予想されたとおりと思われ、「サプライズはない」といえるかも。もっとも、積極的に金融緩和を一段と強化しようとする日銀の姿勢は、金融不安や信用リスクを後退させるものとなりそうで、株式市場を下支えするポジティブ材料だと考えています。

先進国の株式に投資するファンドが人気

   株式市場ではまた、今期(2021年3月期)の企業の業績見通しに関しては、現時点において新型コロナウイルスの影響を合理的に算定することは困難であるとして、業績見通しを未定とする企業が相当数出てくると思われるので、これまで以上に決算説明会などでの会社側の先行きに関するコメントへの注目度が増すことになるのではないかと思います。

   個別銘柄については、各企業の決算発表がズレてくると思うので、いろいろな企業の決算に注目して、適宜取引していきたいと思っています。

   特に、これからトヨタ自動車やソニー、ソフトバンクなど、インパクトの大きい企業の決算発表が相次ぐため、そのあたりの企業の決算が楽しみです!

   また、注目しているREIT(不動産投資信託)ですが、モーニングスターの統計によると、REITも含めた2020年4月の国内公募追加型株式投信の純資金流出入額は、986億円の純資金流入と4か月連続の流入超過となったようです。個別に見ていくと、なかでも「国際株式型」と「国内REIT型」、「国際REIT型」の3種類が大きく流入を伸ばしているようです。

   やはり、欧米で新型コロナウイルスの感染拡大がピークを越えたとの見方が、一部で広がってきているので、米ニューヨークダウ平均株価が3月と比べて11.08%上昇するなど、先進国の株式相場が反発し、米国を中心とした先進国の株式に投資するファンドに買いが殺到したように思われます。

   これからも市況をウォッチして、お伝えできればと思っています。

   ではまた! (馬医金満)