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レジスタンスラインの上抜け待つ明大、「リップル」でジワリと差を広げる作戦の慶大【カソツー大学対抗戦 第6週】

   明治大学のITは、ビットコインとイーサリアムの両にらみも、「相場の流れが下降トレンドの時は、買いポジションを持つのに慎重にならざるをえません....」と自重。そうしたなか、慶応義塾大学の馬医金満はリップルを4000円分買い。そのまま保有して越週したが、さて、どうなるか。

   前週に利益を積み上げた専修大学のゆうは、ここで小休止。中央大学のカンタロは体調がすぐれず、取引を見送った。

  • 慶應大学が利益を積み上げる……
    慶應大学が利益を積み上げる……
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イーサリアム、買いポジションを組もうかな?(明治大学)

   最近、私が所属している明治大学投資・金融サークルBreakouts!に、仮想通貨ゼミなるものができました。zoomやLINEを用いて、仮想通貨に関して学生同士で意見交換などをする予定です。

   投資は基本的には個人ワークですが、やはり自分が取引している金融商品に興味を持っている人が周りにいることは、励みになるものですね。

5月27日(水)

   きょうの17時辺りから徐々に価格を上げはじめ、19時から本格的に大きく高騰しました。レジスタンスライン(上値抵抗線。相場がその水準よりも上昇しないと思われる水準のこと)を上抜けたこと、そしてダブルボトムが形成されたことをきっかけに大きく上げた模様です。しかし、いずれにしても、基本的に現在の相場は下降の流れにあり、なおかつ突然大きな陽線が表れると、それに反発して大きく下げる可能性もあります。すなわち、レジスタンスラインを上抜けたものの、この急騰によって「上昇トレンドになった」とは言えません。よって、ここでは買いを控えます。ここ2週間ほど、まったくエントリーしていませんが、相場の流れが下降トレンドの時は、買いポジションを持つのに慎重にならざるをえません。

5月28日(木)

   イーサリアム(ETH)も、ビットコインと同じく下降トレンドが続いています。上のチャート図を見てもわかるように、底値は変わらないものの、高値の切り下げが続いています。そんななか、きょう12時に図に表示されている赤色のレジスタンスラインを超える上昇を見せました。

   ここでレジスタンスラインを上抜ければ、トレンド転換となるかと思われましたが、やはり相場のレジスタンスラインに対する意識が強いのか、またもや反発されてしまいました。

   下降トレンドだと、なかなか買いに走れないですが、イーサリアムのチャートを見ていると、22日の3時、25日の9時、27日の0時につけた大きな下ヒゲに対して、正直に反発(上昇)していることがわかります。これは一つのパターンと言いましょうか、一時的ではあるにせよ、法則性なのかもしれません。

   よって、今度レジスタンスラインから下に離れたところで、大きな下ヒゲをつけたら、買いポジションを組むことを考えてみようと思います。

   まあ、その前に上昇トレンドになってくれたほうがうれしいのですが......。

◆ 児山将のワンポイントアドバイス
イーサリアムは、ベルリンアップデートが迫っていることから、堅調に推移しており、週後半にかけて大きく上昇しました。28日に、イーサリアム版ライトニングネットワークとなるライデンネットワークのβ(ベータ)版がローンチされたことも大きいでしょう。ライデンネットワークは、イーサリアム上のエコシステムの大きなサポートとなります。さらに、3日に仮テストネットがローンチされ、アップデートへの期待が高まることとなっています。
5月の仮想通貨市場は、ビットコインが盛り上がりましたが、6月はイーサリアムに焦点が当たっていると言えそうです。

前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
5月29日現在       1万228円

リップルを買い!(慶応義塾大学)

   みなさん、こんにちは。馬医金満です。

   ビットコイン(BTC)が29日にまた100万円を超え、執筆現在は102万円台を推移しています。

   今回上昇した理由としては、米中の関係悪化による米ドル/人民元(USD/CNY)の動向が悪くなっていることに加え、香港での地政学的リスクも上昇しているため、資本逃避が行われて上昇したと考えています。

   ただ、この流れが一時的である可能性は否定できず、またすぐに資金が他のコモディティに流れてしまい、それに伴って価格が下落する可能性も十分にあるのかなとも考えています(実際にテクニカル分析を行うと、相対力指数〈RSI〉があまり高くなってはおらず、本質的な上昇トレンドではないと考えています)。

   ただ一たんはアルトコインも含めて、短期的な上昇が予想できるので、このチャンスを逃さないように注意していきたいと思っています。

   さて、今週(2020年5月25日週)の取引ですが、ビットコインはタイミングが悪くて取引することができませんでした。

   一方、リップル(XRP)は20円台後半まで一時落ちていた時期があったため、その際に4000円分を購入しました。

   現在21.3円台を推移しているので、先週に比べて96円プラスの1万500円となっています。

   リップルは今後、まだまだ伸びていくことに期待して、このままホールド(保有)しようかなと考えています。

   では、また来週!

◆ 児山将のワンポイントアドバイス
今週は、リップルの取引とサービスに関するふたつのニュースがありました。ひとつは、25日に大手取引所バイナンスで、イーサリアムとリップルのオプション取引が開始されたこと。金融派生商品の登場により、さらに売買か活性化するのは喜ばしいことです。
もう一つは、29日にリップル社が銀行や金融機関に向けたクラウドサービであるRipple Cloudをローンチしたことです。これにより、金融機関の業務が最適化され、既存サービスであるRipple Net上のユーザーがRipple Payment Objectを通して決済の払い込みと受け取りが行えるようになります。これにより顧客の規模拡大が予想され、リップルにとってはポジティブと言えそうです。

前週からの損益      プラス96円
5月29日現在        1万500円

保有している仮想通貨     リップル

◆ 今週は多忙のため、取引を見合せました(専修大学)

前週からの損益  プラス・マイナスゼロ
5月29日現在        1万351円

◆ 体調がすぐれず、取引を見送りました(中央大学)

前週からの損益  プラス・マイナスゼロ
5月29日現在          1万円