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しまった! 早大、狙っていたトルコリラなのにガックリ 明大はドル円でプラス【FX大学対抗戦 第10週】

   試験が終わって戦列に復帰した早稲田大学だったが、思わぬチョンボ。うれしさのあまり、ウオッチしていたトルコリラの取引を忘れてしまった。「予想していたとおり」の相場の動きに、ガックリ。気を取り直してドル円を「買い」でエントリーした。

   明治大学もドル円で取引。6月22日(月)に「窓埋めを狙って利益を確定」したにとどめたが、原点(1万円)割れで慎重になっているのか、やや弱気をのぞかせた。慶応義塾大学は試験に突入。専修大学も学業に専念して、取引はお休み。

  • 早稲田大学、トルコリラを狙っていたのに……
    早稲田大学、トルコリラを狙っていたのに……
  • 早稲田大学、トルコリラを狙っていたのに……

せっかくのトルコリラ...... やってしまった!(早稲田大学)

   すべての試験が終わって、とてもハッピーな気分になった今週。うれしさのあまり、ずうっと予定していたトルコの政策金利発表のリアルタイム取引を忘れてしまった。

   忘れてしまったが、結果だけは報告しておく。

   まず毎度おなじみSBIFXの予想では8.0%だった。ちなみに前月(5月)は8.25%予想の結果8.25%であった。つまり政策金利は下がるという予想であった。個人的な予想としてはここ1年下がりっぱなしだったので共感はできたものの、あまり金利が変動する要因もつかめなかったので変動なしか予想どおりだと思った。

   結果は8.25%で変動がなかった。6月25日20時発表で、20時の1リラ=15.63円くらいから15.66円まで上昇して利益確定の値下がりが入った。

   取引を取り逃がして悔しかったが、正直そんなにおいしい価格変動ではなかったので今回は綺麗に忘れようと思っている。

   トルコリラ以外では、ドル円に買いエントリーをした。6月23日の夜に爆下げした後、ゆっくりと回復してきたので1ドル=106,5799円で200通貨を買った。まだまだ通貨数は少ないが、とりあえず今回もコリアンウォンと同様、今週(6月22日週)中に約定する保証がなかったので、週またぎを前提に少量取引をした。

   週末は相場がヨコヨコしていて値動きが予想しづらいので来週はテストからも解放されたことだし、ドル円をしっかり見ていこうと思う。

   次はまだまだ保有しているコリアンウォン。前週末に含み益がほぼゼロまで落ちてしまっていたが、今週は放っておいたら含み益が30円くらいに戻っていた。まったく気にしていなかったので、なぜ上昇したか理由を把握できていないが、ここは黙って喜んでおくことにしておく。

   期末までまた時間ができたので、来週はもっとチャートを見ようと思う。また、来週は米国雇用統計があるので、保有額が増えることを期待する。

◆ 児山将のワンポイントアドバイス
トルコ中央銀行の発表は、予想外でしたね。事前予想では8.00%もしくは7.75%への利下げが大勢を占めていたことから、サプライズ発表となりました。ただ、それでも上値は限定的という様子。インフレへの警戒感を気にして、利下げは早いというトルコの状況を悟った動きかもしれません。5月に発表されたトルコのインフレ率は前年比11.39%と過去1年では落ち着いているものの、前年比では1.86%と前月発表の0.86%から 跳ねていることから、中央銀行の慎重な姿勢も見て取れます。
参考リンク:トルコ・消費者物価指数の過去データ

前週からの損益    プラス・マイナスゼロ
6月26日現在         1万1007円

ドル円相場、「窓」を使ってプラスを確保(明治大学)

   みなさん、こんにちは。明治大学Breakouts!の池田です。

   今週(6月22日週)は金曜日(26日)に米ニューヨーク株式市場のダウ30種平均株価指数が約2.8%下落して引けましたね。

   私のFX取引はと言いますと、月曜日(6月22日)の窓埋めを狙って利益を確定するにとどまり、それ以外のタイミングではエントリーしませんでした=下図参照

《相場の「窓」について》
「窓埋め」は、相場には「窓」というものがあり、その一例として土日明けの相場が開くタイミングで前週の終値から月曜日の始値が乖離している状態のことを言います。

   実際のチャートを、下図に示します。

   便宜上、金曜日と示していますが、日本時間だと土曜日の朝です。日本時間の早朝に為替市場が閉場して月曜日の取引開始時に窓開けすることが多いので、窓埋めを狙うには下に窓を開けたら買い、上に窓を開けたら売りというのが基本スタンスです。

《注意点》
ただし、窓を埋めるのにかかる時間は1分かもしれないし1週間かかるかもしれません。一般のFX取引ではレバレッジを前提とした取引ですから、ロスカットにも留意しなければならず、自分の口座残高の全力を賭けるような勝負には向きません。
私の場合は最大およそ2000ドル分の口座残高ですから、500ドルで取引しました。計算上ドル円が6円逆行しても耐久できる余裕を持っているので、安心してチャートを見ずに過ごせます。その際OCO注文をオススメします。

《OCO注文とは》
OCOは「One Cancels the Other」の略で、「一つの注文がもう一つの注文を取り消す」という意味です。為替取引をするうえでは必須の注文です。
使い方としては、主に決済注文で用いられ、指値注文と逆指値注文を同時に行いどちらかの注文が発注した場合、未発注の注文側は取り消される仕掛けです。
ですから、たとえば1ドル100円時にドル円を買った場合に、
・1ドル110円まで上がったら利益を確定
・1ドル90円まで下がったら損失を確定
という注文を同時に出すことによって、チャートを監視することなく取引ができるということですね。

   私の場合は時間がないわけではありませんが、FXのチャートを見ると精神的に不安になって取引でうまくいかないタイプですから、あえて見ないようにして放置しています。FX大学対抗戦の順位をご覧のとおり、あまりトレードがうまくないのです。

【今週の取引結果】
ドル円取引
1ドル=106.85円で500ドル買い、106.8979で500ドル売り。利益は22円。

◆ 児山将のワンポイントアドバイス 「窓埋め」トレードは、比較的勝率の高いトレードパターンだと考えています。「埋めない窓はない」という言葉もあるほどで、多くの個人投資家も鉄板トレードとして参加しています。
特に、年初来安値・高値を付けるほど大きく動いた週明けはチャンスがあります。そのような相場では、どうしてもオーバーシュートする傾向にあるため、逆張りが有効になりやすいのです。
経験則から時間的なことを説明しますと、市場参加者が増えてきた8時ごろから動きが加速。8時30分から45分あたりでピークを付け、日本の株式市場が開ける9時には動きが一巡することが多い印象を受けます。相場が下落した場合に、このパターンに当てはまりやすく、個人投資家の買いポジションが多い新興国通貨(トルコリラ、南アフリカランド)では、強制ロスカットが終わるとリバウンドしやすくなります。月曜日に早起きをして、値動きを見るだけでも市場参加者の動向を感じられて、おもしろいと思います。

前週からの損益     プラス22円
6月26日現在         9847円

◆ 大学の課題などで忙しく、取引はお休みしました(慶応義塾大学)

   前週(6月22日週)は大学の課題などで、トレードの時間がほとんど取れませんでした。今週、また頑張ります。

前週からの損益    プラス・マイナスゼロ
6月26日現在         1万2091円

◆ 今週は取引をお休みしました(専修大学)

   今週は学業に専念しました。

前週からの損益    プラス・マイナスゼロ
6月26日現在         1万3536円