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明大が「確信をもって」ビットコイン買い リップルで「久々にガッツリ」の慶大【カソツー大学対抗戦 第14週】

   今週(2020年7月20日週)の仮想通貨市場は上昇トレンド。その勢いに乗った明治大学のITは、「テクニカル分析を実践の場で生かせた」と満足げ。所属する投資・近入サークルの「泥臭く利益を取りに行く」の「教え」を生かした。

   リップルを保有する慶応義塾大学も、上昇の波に乗って買い増し。「久しぶりにガッツリ上昇しました」と上機嫌だ。専修大学のゆうは、今週は学業に専念。取引を見送り。中央大学のカンタロも取引せず。

「泥臭く利益を取りに行く」のが流儀(明治大学)

   7月21日15時頃から、長らく静かになっていたビットコインが上昇トレンドとなりました。23日には、ビットコインに続くように、イーサリアムやリップルも上昇を始め、その勢いは26日現在もとどまるところを知りません。

   ただ、急激な上昇は騙しである可能性もあるので「上昇トレンドだ」という確信が持てたら、買い注文しようと思いました。

   7月25日0時9分、高値でボラティリティが落ち着いてきたので、契約数20でビットコイン(BTC)を買いました。しかし、その日の15時45分、チャートの形が下降型三角持ち合い(先行きが下降に向かう可能性が高い三角形)になってしまっており、なおかつ3時間足で見ると、直近3本のロウソク足に上ヒゲがついていたので、降下する危険を感じて売却しました。

   一応、多少なりとも含み益があり、7円の利益になりました。

   7月26日1時30分、チャート(図2)をみると、下降型三角持ち合いだったので、下降するだろうと思っていたのですが、逆に上昇したので、契約数45でビットコインを買いました。この時、利食い価格を1BTC=9787ドルに設定しました。すると、購入直後はしばらく同じ値段で推移していたのですが、同日15時から大きく陽線をつけ、あっという間に利食い価格の9787ドルを上抜け、決済しました。利ザヤを計算したところ、57円の利益がありました。

   今週は、上昇トレンドに乗ることができて良かったです。特に、下降型三角持ち合いになった状態を見て、即座に売却の判断ができたことは、テクニカル分析を実践の場で生かせた良い取引だったと思います。

   しかし、もちろん「頭と尻尾はくれてやれ」という格言よりも遥かに強く慎重さを意識したトレードのため、かっこいいトレードだとは言えないのかもしれませんが、そういった「泥臭く利益を取りに行く」というのは、私が所属する明治大学投資・金融サークルBreakouts!のスタンスでもあるので、今後も当面はこのスタンスで頑張っていこうと思います。

◆ 児山将のワンポイントアドバイス
ようやく動き出したビットコイン。初動に乗れたようで危なげない利益確定となりました。利益をどこまで伸ばすかは大事ですが「利食いして死んだ投資家はいない」という言葉もあるほどです。初動を捉え、確実に利益を出すスタンスは安定感がって良いと思います。多くの人は長いレンジ相場が動き出した際に逆張りで売ってきます。今回も上昇相場の中で空売り比率が上がり、そのポジションを踏み上げる急騰が何度も見られました。
レバレッジ取引のポジションは短期売買が多いため、どちらかに偏り過ぎればいずれは元に戻ります。基本的に買い比率が少し高く55%程度あります。相場が高値圏にあり、売りポジションが55%を超えてきている場合は、反落する可能性が高いため参考にされてみてください。
参考サイト:https://bullbearanalyzer.com/lschecker/

前週からの損益     プラス64円
7月24日現在      1万851円

リップルを買い増し!(慶応義塾大学)

   みなさん、こんにちは。馬医金満です。

   今週はどの通貨もかなり価格が上昇した1週間となりました。

   ビットコイン(BTC)は1BTC= 102万円台を、保有しているリップル(XRP)は1XRP= 22円台まで上がってきています。

   今回の上昇の理由としては、米国の通貨監督庁(OCC)が銀行に仮想通貨のカストディサービスを許可するなど、ポジティブな材料が報じられたほか、EU(欧州連合)で85億7000万ユーロの景気刺激策の開始発表と、FRB(米連邦準備制度理事会)が1兆?2兆ドルの景気刺激策への期待から投資家を後押しされたことが原因だと考えられています。

   多くのアナリストの予測によると、このまま上昇トレードに入ると発言しているので、このまま上がっていくのではないかと考えています。

   また今週気になったニュースを一つ挙げると、アリババの決済子会社のアント・グループが「アントチェーン(AntChain)」と呼ばれる新たなブロックチェーンソリューションを発表したことでしょうか。

   1日で10億件のトランザクションを処理するなど、さまざまな企業の要件に対応できるブロックチェーンになっているということです。このワークステーションはセットアップの時間を10分の1に短縮し、トランザクション速度を30%向上させることができるとしています。この技術はさまざまな企業のコスト削減に役立つのではないかと考えています。

   さて、今週の取引ですが、リップルが上がったときに、リップルを4000円分買い増しました。リップルの評価額が上がったため、買い増し分を含め、前週に比べて989円プラスの1万1099円となっています。

   久しぶりにガッツリ上昇しました。また乱高下する可能性ももしかしたらあるので、危なさそうになったら、すぐ売却しようと思います。

   では、また来週!

◆ 児山将のワンポイントアドバイス
この週はビットコインよりもリップルの上昇が目立ちました。4月の戻り高値を超えることができれば、30円が見えてきます。
さて、米国でのカストディサービスの進展のほかに驚きだったのは、ワシントンD.C.連邦裁判所が「ビットコインはお金の一種」という判決を出したことです。決済手段であっても、いわゆる多くの人がイメージするお金ではないという認識の人が多いでしょう。
電子マネーの多くは送金ができなかったり、交換に手間が掛かったり、経済圏がある地域に限定したりしています。しかし、ビットコインは世界中で使え、瞬時に交換できることから、それらよりもお金の性質が強いと判断されたようです。また、価値の保存についても言及されている点は信頼性の高さをイメージさせることから、今後米国で仮想通貨関連の法律進展が期待できます。
非常に大きな期待を寄せられているビットコインETF(上場投資信託)の承認にも一歩前進したとも考えられ、とても明るいニュースと言えます。

前週からの損益     プラス989円
7月24日現在      1万1099円

保有する仮想通貨      リップル

◆ 今週は取引できませんでした(専修大学)

   今週は学業が忙しく、取引はできませんでした。

前週からの損益   プラス・マイナスゼロ
7月24日現在         1万304円

◆ 今週も取引を見送りました(中央大学)

前週からの損益   プラス・マイナスゼロ
7月24日現在           1万円