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専修大プラス積み上げ、慶大はリップルを売る 静観する明大、それぞれの次の一手は(1)【カソツー大学対抗戦 第16週】

   上昇傾向にあったリップルを保有して、売るタイミングを計っていた慶応義塾大学の馬医金満が今週(2020年8月3日週)動いた。「このまま落ちるかも知れない」と考え、すべて売却。前週に比べて値下がりしていたが、「このままズルズル行くよりは良い」と判断した。

   一方、専修大学のゆうはビットコインの「買い」のタイミングを待つ。「120万円を切ったあたりで......」と狙う。明治大学のITは、期末試験のため、取引を見送った。

  • 慶応大学、前週より下げてリップルをすべて売却
    慶応大学、前週より下げてリップルをすべて売却
  • 慶応大学、前週より下げてリップルをすべて売却

ビットコインはまだ伸びる!?(明治大学)

   7月末は期末試験中だったため、前週は取引を見送りました。直近で注目された値動きは、やはり7月31日から8月2日にかけての上昇でしょう。8月2日12時に、1万2000ドルまで到達しました。その後、一気に下落しましたが、これは1万2000ドルのラインが強く意識されていたことが理由だと考えられます。

   図1を見ていただくとわかるように、2019年7~8月にかけて推移していた1万2000ドルのラインが、今回の上昇の天井として強く意識されていたようです。この1万2000ドルの天井にタッチしてから大きく下落しましたが、その後すぐ反発し、ダブルトップに近い形となりました。

   長期的な視点では、多くの仮想通貨情報誌や著名な投資家が、年末にかけて大きく上昇することを示唆しています。たとえば、コインテレグラフは、

「ビットコインの週間チャートは歴史的に、1万2000ドルから1万5000ドルへの上昇が一気に進んだことを示している。最後にBTCが1万1600ドルを超えたのは2019年半ばで、その後1万4000ドルの高値まで急上昇した」(Joseph Young「仮想通貨ビットコイン、1万5000ドルまで一気に上昇するか? 過去の値動きから期待感も」コインテレグラフジャパン 2020年8月1日付)

と記し、今後1万5000ドルまで上昇する可能性を示唆した。

   さらに、仮想通貨取引所のZaifは「130万円を超えたら、170万円まで一気に上昇する可能性が高い」とし、また、ギャラクシー・デジタルCEOのマイケル・ノボグラッツ氏は年末には2万ドルに達する可能性があると言っており、多くの有識者が強気の姿勢を見せています。

   いずれにせよ、1万2000~1万3000ドルのラインを抜ければ、相当高い水準まで値上がりするのではないかという予測で一致しているようです。

◆ 児山将のワンポイントアドバイス
8月からビットコインは新しいステージに突入したようです。年初来高値を超えた後は、120万円を中心に115万~128万円で推移しています。2019年にこのレベルで推移したのは、わずか3週間でした。今回の乱高下しているものの、急落した後に数日間で反発する値動きを見ていると、昨年よりも安定感はあると思われます。

前週からの損益  プラス・マイナスゼロ
8月7日現在         1万851円