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国内初の「移動式PCR検査車両」 GoToトラベルで人出増の観光地などに投入【コロナに勝つ!ニッポンの会社】

   ヘルスケア事業を展開する株式会社MeRecom(メレコム、横浜市)は、国内で初めてという移動式PCR検査のサービスをスタートした。2020年10月31日の発表。

   政府の観光業支援策GO TOトラベルキャンペーンで人出が増えた観光地などで強まっている検査要望に応える狙い。

  • GO TOトラベルキャンペーンで地方の観光地は人出が増えた(写真はイメージ)
    GO TOトラベルキャンペーンで地方の観光地は人出が増えた(写真はイメージ)
  • GO TOトラベルキャンペーンで地方の観光地は人出が増えた(写真はイメージ)

イベントや福祉・保育施設から問い合わせ多数

   メレコムは今年8月から、法人向けPCR検査を手がけ、国内外の出張頻度が高い企業のほか、イベントや芸能事務所、福祉・保育施設などからの申し込み・問い合わせが多数寄せられているという。遠方からの問い合わせも少なくなく、全国のさまざま場所に出向き、「移動式PCR検査車両」を導入し要望に応えることにした。

国内で初めてというメレコムの移動式PCR検査車両
国内で初めてというメレコムの移動式PCR検査車両

   この車両での検査は、唾液を採取してその場で検査し、短時間で結果を出す。無症状者が対象のスクリーニングを目的としている。新型コロナウイルスの感染について、陰性証明が必要な介護、教育の現場、海外渡航のほか、自己管理などの必要からPCRスクリーニング検査を希望する人の利用を想定している。

   唾液によるPCR検査は今年6月2日に承認。厚生労働省によれば、唾液検体での結果は、鼻咽頭ぬぐい液との結果に高い一致率が認められている

   スクリーニング検査の結果、陽性となった場合には、希望に応じて、医師による遠隔による診断を行い、陽性者へは保健所などと相談して適切な対応を行う。