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米大統領選のFX決戦! 猛追する明大、早大はポジション保有で越週、専修大が復帰(2)【FX大学対抗戦 第30週】

   2020年11月3日、アメリカ大統領選挙の投票日。トランプ大統領VSバイデン氏、どちらが勝つか――。学生FXトレーダーにとっても、いよいよ決戦のときだ。早稲田大学は「ドル高」予測で勝負をかける。学園祭シーズンで多忙になるが、情報のアンテナを高く張る。

   明治大学は「この機を逃すわけにはいかない。しっかり分析と予想をして、最後の大勝負に出たい」と意気込む。一時の低迷がウソのように見事に立ち直り、猛追する。逆張りで勝負に出る。体調を崩していた専修大学が久しぶりに参戦も、ガッチリ! 慶応義塾大学は取引をお休み。

  • 明治大学の猛追!
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米大統領選で逆転狙う!(明治大学)

   こんにちは。明治大学・公認投資サークルBreakouts!元幹事長の池田慶吾です。今週(10月26日週)は満足のいく取引ができました!

1.ドル円の104円は......

   今週の米国株式市場は軟調で、円相場にもその不調は波及しました。その結果、米ドル円は一時104円割れが警戒されるほどの激しい下落に見舞われました。

   しかし、私は「どうせまた、今度は104円割れる!!とか言われつつあげるんだろう」と確信していましたので、104円17銭でロング(買い)して、丸一日放置したうえ、決済しました。

2.月末のロンドンマーケット
   毎月書いております、月末のロンドンマーケットについてです。今回は10月30日16時台にロング(買い)して、翌日1時前に決済しています。私がエントリーした時、ポンド円は135円5銭を下に抜けたところで、下げの勢いが強くエントリーするのが怖いところでした。

   しかし、慣習的に毎度の如く同じ動きをする局面、

・FOMCで利下げが織り込まれている場合
・選挙でどちらが勝つか明確な場合

   このような値動きがわかりきっている時には、いかに平時と異なる条件があったとしても手法をかえずに取引をした方が勝ちやすいので、「今回はポンド下げ強いし...」などと言わずロング(買い)しました。 なお、その後深夜に余計なショートポジションを取って少し負けました(汗)

3、今週の取引

   今週の取引内容は上記のとおりです。利大損小。これが徹底されて2か月ほど好調ですね。一時期は負けすぎて、資産9000円割れの危機にありましたが、2週連続のプラス10%や今週の利益もあって大きく資産を戻しています。また、毎度記事をお休みしなかったことも誇りたいところであります。

4.今後の取引
   今後は米国の大統領選挙のタイミングで2000円程度稼いで逆転を狙うほかありません。優勝か、それ以外か。基本的に上がったら順張りして、下がったら直近のレジスタンスライン(上値抵抗線)で、勇気を出して逆張りします。ロング(買い)です。乾坤一擲の勝負を!

◆ 児山将のワンポイントアドバイス
検証に検証を重ねた結果、着実にパフォーマンスを高めている池田さんはさすがです。十分なインプットと一つひとつの検証結果が重なり、答えに辿り着くことも多いのではないでしょうか。相場は主にさまざまなファンダメンタルズとトレーダーによる売買の需給の掛け算で成り立っていると考えています。その多くのパターンから、今の相場はパターンAだな、などと気づくことが多々あります。要は引き出しを多く持つことが、多くの相場に対応できるための武器になると思われます。
そして、最終的には資金管理がモノをいいます。エントリー前にトレードシナリオを描きながら入口と出口を決めておけば、予想外の損失が限りなく少なくなりパフォーマンスを向上させることができるのではないでしょうか。

前週からの損益    プラス826円
10月30日現在    1万2044円

退院しました! でも、いまいちチャートが読めず(専修大学)

   お久しぶりの登場、不思議ちゃんです。今までずうっと入院しており、やっと戻って来ることができました。

   今回入院して生命保険の大切さを初めて学びました。私は保険に入ってはいるものの、お守り程度に加入した保険なので、きちんと把握していませんでした。結果、入院は申請できるものとで知り、なんとか申請したのですが、入院費の15分の1程度だけしか保険でまかなえませんでした。正直な感想として、やはり保険料が安かったため、わずかな保障しか得られなかったのかもしれませんが、このようなことが起こるなら、もっと良い保険に入っておけばよかったと後悔しています。高い保険料でも良いから、将来にわたって頼れる、そして老後の貯蓄まで備えられる保険を選ぶべきだと、今では思っています。これからは保険をキチンと見直していきます。

   さて、10月26日週の取引ですが、プラス21円の1万3845円という結果で終わりました。

   ほぼ取引していないことと、損切りしたことがわかる結果です。というのも、ドル円はほぼ動かないのと、米大統領選や今後の不透明さなどの不安材料が多いので、とりあえず様子見で終わり、ユーロ円は新型コロナウイルスの感染拡大の影響がどこまで広がるのか、また英国のEU離脱に伴う通商協議がはっきりしなかったりで、いまいちチャートの予想できませんでした。

   結局、取引するのに手をつけやすいチャートがなかったというのが、不思議ちゃんの言い訳です。(笑)テクニカルである程度は稼ぐものの、そのテクニカルで失敗し損切り、そして、ほぼ稼いでないという流れです。不思議ちゃんあるあるですね。

   来週はいよいよ米大統領選が本番です。それに向けて、とりあえず今は様子見多めでいきたいと思います。備え方がいまいち、わからないので......(笑)。

◆ 児山将のワンポイントアドバイス
退院おめでとうございます! 久しぶりの相場ですが、相変わらず鈍い動きが続いています。しかし、全体的にドル安傾向になっており、ドル円は着実に下値を切り下げています。半年以上円高トレンドであり、コロナショックを除けば4年ぶりの安値であることから、近いうちに100円割れとなる可能性が高そうです。米国の10年債利回りが先導しており、上向いてくるまでは100円割れまで下落し続けるかもしれません。
とはいえ、2014年以降、100円割れは2016年しかなく、月足の終値で割り込んだことは一度もありません。実需の買いも予想されることから、仮に100円を割り込んだ場合の翌日は買いやすいといえそうです。

前週からの損益     プラス21円
10月30日現在      1万3845円