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コロナ禍の忘年会、新年会「やらない...」が約90%

   2020年ももうすぐ師走。年末年始の恒例行事でもある忘年会、新年会の様相が、今年に限っては大きな変化を遂げそうだ。

   「新型コロナウイルス」の感染第3波の拡大が全国に広がるなか、忘年会や新年会を、今年は「開催しない予定」という企業が、約9割にのぼることがわかった。

  • 2020年をまたぐ忘年会、新年会は約9割の企業や団体が「やらない」と回答した
    2020年をまたぐ忘年会、新年会は約9割の企業や団体が「やらない」と回答した
  • 2020年をまたぐ忘年会、新年会は約9割の企業や団体が「やらない」と回答した

第3波襲う北海道は93%の企業が「開催しない」

   乾燥した冬場に突入するなか、2020年11月19日時点での新型コロナウイルスの感染者は全国で2385人となり、過去最多記録を更新している。

   そうした中で物議を醸しているのが、年末年始恒例の「飲み会」だ。東京商工リサーチの調査(11月19日発表)によると、有効回答1万59社のうち、忘年会や新年会を「開催しない予定」と回答した企業は87.8%(8840社)だった。大企業が92.9%、中小企業が86.9%で、規模による差はあるが、9割近い企業がコロナ禍で慎重な年末年始を迎えそうだ。

   また。都道府県別では「開催しない予定」とした回答割合は北海道で93.0%(589社中、548社)に達した。他の都府県より感染拡大が深刻で、自粛する企業が多かった。東京都は90.2%(2381社中、2150社)で、9割を超える企業が開催しない意向を示している。

   なお調査は、2020年11月9日~16日に実施。資本金1億円以上を大企業、1億円未満や個人企業などを中小企業と定義した。