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まず、社会適応力がとても高いトヨタ株を買った! (専修大学 めがねちゃん)【企業分析バトル】

   いよいよ「シューカツに使える企業分析バトル カブ大学対抗戦」が始まった。株式投資に興味はあったが、難しそうで手を出せていなかったので、6か月きちんと相場と向き合い、企業分析ができるようになることを目標にしている。

   また、企業分析バトルが始まるにあたり、事前に株価の見方について調べたので、その知識も使っていきたい。

   ということで、第1回はトヨタ自動車を選んだ。

  • トヨタ自動車株を買った!(写真は、豊田章夫社長。2021年6月3日の日本自動車工業会のオンライン会見より)
    トヨタ自動車株を買った!(写真は、豊田章夫社長。2021年6月3日の日本自動車工業会のオンライン会見より)
  • トヨタ自動車株を買った!(写真は、豊田章夫社長。2021年6月3日の日本自動車工業会のオンライン会見より)

トヨタ株は「教科書どおり」の下げ方

   私が積極的に見ていきたいと思っているのがPER(株価収益率)とPBR(株価純資産倍率)、事業内容とネームバリューの4点だ。

   PERとは、「今の株価が1株の純利益の何倍か」を示している。これは15倍が平均といわれており、平均を割ると割安ということになる。ただ、割安だからといって「お買い得」というわけではない。

   一時的に下がっているだけならよいが、業績が下がっていたり、赤字が続いていたりするようなら買わないほうが良い。

   PBRとは、会社の資産から今の株価が割安かどうかを示している。有名企業のPBRは1付近が底値になることが多い。

   そして、投資は人の心も値動きに関係する。株について調べると「慣性の法則」についてよく出てくるが、これは「利益を伸ばしている会社は同じ勢いで今後も伸ばし、赤字の会社は同じ勢いで出し続けるだろう」と考えてしまう心理である。

   私が最初に選んだ企業はトヨタ自動車の株式である。理由はいくつかある。まず、大手企業で常にランキングの上位にいるので安定していると思ったからである。株について知識が浅いこともあり、ここで資金溶かしてしまうよりは良いと思ったからだ。そして、大手で事業内容が豊富であり、「慣性の法則」が働く人が多いと考えた。

「PERは15倍が平均でそれを切ると割安」
「PBRは1付近が底値になることが多い」

という基準でトヨタ自動車の株式を見たときに、信頼されているトヨタ株が教科書どおりの下げ方をしているのが珍しいと感じた。

   また、株は企業の将来性が大切というが、トヨタ自動車は社会に適応する力がとても高く、常に時代背景を考えて、その一歩先をいっている。会社の名前は「トヨタ自動車」だが、自動車事業のほかに金融・リース、住宅事業などと自動車以外にも幅広く対応していて将来性が見込めると考えた。

   このように、私が調べた知識に当てはまっている企業がトヨタ自動車であった。6月4日に、9892円で200株を購入した。

トヨタ自動車(7203)
年初来高値(2021年6月7日)     9971円
年初来安値(2021年2月1日)      7216円
株式取得時の株価(2021年6月4日)  9892円
取得株数               200株

専修大学 めがねちゃん
頑張ります! よろしくお願いします。
◆企業分析バトル カブ大学対抗戦のルール
・月額200万円を投資金額の上限とするバーチャル投資です。
・投資対象は新興市場を含む、国内の上場企業の現物取引です。
・運用期限は最長で6か月。銘柄選定の最終月は10月になります。
・順位は11月末時点で、投資した銘柄(企業)の売買や配当で得た収益の騰落率で決めます。
学生投資連合USIC

「学生の金融リテラシー向上」を理念に全国26大学1000人以上で構成。企業団体・官公庁との勉強会の開催、IRコンテストの運営、金融情報誌「SPOCK」を発行する。
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