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明大がポルカドットに色気、職業大はビットコインで着実に利益 含み益膨らむ同志社大(第24節)【暗号通貨バトル Aグループ】

   イーサリアムを保有し、首位を走る明治大学の城正人さんは、ポルカドットの盛り上がりに注目。「今後はアップデート後のビットコイン、ポルカドットへの投資を検討していきたいと考えている」と明かす。

   職業能力開発総合大学校のさっちんさんは、ビットコインを追う。今週(2021年11月1日週)はメタバースゲームに着目。「しばらくチャートを見たのちに、ビットコインの購入を決定」。急激な上昇を見せたため、すぐに売却して利益を得た。

   同志社大学のしがないトレーダーさんは、試験期間に突入したことで取引はお休み。ビットコインの含み益が膨らんでいる。

  • 明治大学、職業大学校、同志社大学がそろってプラス
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ポルカドットへの投資は選択肢の一つ(明治大学 城正人さん)

   今週(11月1日週)後半にかけて、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などの主要な通貨は売り込まれ、ここらで一たん大きめの調整入りかと期待していました。そしてビットコインの買い増しを計画していましたが、その余裕も与えてもらえず、すぐに上昇していきました。

(1)話題にならないビットコインのアップデート

   1か月ほど前の回でも話題にしましたが、ついにビットコインにスマートコントラクトの機能が実質的に利用可能になるアップデート「taproot」の実装が行われます。そこそこ大きな影響をもたらすアップデートだと考えていましたが、いまだ大きな話題にはなっていないようです。

   確かにスマートコントラクトを利用したアプリケーションはイーサリアムやバイナンス・スマート・チェーン(BSC)上などでかなり発達しており、今さら処理速度の遅いビットコイン上で急速に発展することが考えづらいです。しかし、もう少し注目されても良いのではないかと考えます。

   事実売りの懸念が少ないことから、このまま注目度が低いままであるなら近いうちのBitcoinへの投資を検討します。

(2)盛り上がるポルカドット

   あまり話題に上らないビットコインのアップデートの影で、ポルカドットのパラチェーンオークションの話題は大盛りあがりを見せています。その話題と言うのも、ポルカドットのパラチェーンオークションが11月11日から開始するという話題です。

   まず、ポルカドットが何を目指しているのかについては第22節の記事にて解説していますのでそちらをご覧ください。

   パラチェーンオークションとはポルカドットの中枢の(ポルカドット)リレーチェーンに繋がる予定の100のパラチェーンと呼ばれるブロックチェーンをオークション形式で選ぶというものです。

   100もブロックチェーンを接続する気なのか、それほどにまともに利用可能なブロックチェーンは存在するのかと疑問が出そうですが、プライベートチェーンなどとの接続も可能な技術仕様です。私は、今後需要があるのではないかと考えています。

   その中で、さらに話題を読んでいるのが「クラウドローン」、こちらはオークションの入札に利用するポルカドットを私達投資家がプロジェクトに貸し出すというものです。こちらのクラウドローンについては長期間に渡り資金が拘束されてしまうという性質から投資すべきかどうかということはわかりませんが、多くのポルカドットが貸し出され、長期間ロックされることによって売り圧力の低下が起きる可能性があります。

   現金割合が高い現状を考えると、ポルカドットへの投資を行うのも有力な戦略の一つだと考えます。

◆ まとめ

   今回はビットコインのアップデートとポルカドットのパラチェーンオークションについて取り上げてみました。次から次に注目のイベントがありますが、どれも夢があります。

   今後の戦略としてはアップデート後のビットコイン、ポルカドットへの投資を検討していきたいと考えています。

   今週は、取引なし。総資産は1万9897円(イーサリアムの含み益で、前週比583円プラス)になりました。

◆ 児山将のワンポイントアドバイス 11月14日に予定されているビットコインのタップルートはさほど話題になっていませんが、大きな材料です。2017年8月のSegwit以来となる大きなアップデートであり、ネットワークのプライバシー、効率、スマートコントラクト機能を向上させることとなっています。
これが、11月のビットコインの上昇を後押しした可能性もあるでしょう。

保有する暗号通貨      イーサリアム
前週からの損益       プラス583円
11月5日現在         1万9897円

明治大学 城正人(じょう まさと)
明治大学 城正人(じょう まさと)
経営学部2年。明治大学投資サークルBreakouts!に所属。暗号資産が今後の社会に与える影響に魅力を感じ手当たりしだい勉強中。これまで暗号資産のトレード経験はほぼなくETH(イーサリアム)ガチホを続けてきました。ポテンシャル、技術の面を中心にそれぞれの通貨の特徴を見極めて投資していきたいと思います。

メタバースゲームの記事読み、「買い」決断! (職業大学校 さっちんさん)

   みなさん、おはようございます。さっちんです。

   今週(11月1日週)は588円の利益となりました。経緯としては、11月5日にビットコインを708万8355円で1万633円分購入。9日、748万1200円の時に売却。最終的に1万1221円になりました。

   今週のニュースは、ソフトバンクグループのVision Fond2が2日、メタバースゲーム「The Sandbox」について、100億円の調達ラウンドを主導したことがわかりました。それを受けて、私はしばらくチャートを見たのちに、ビットコインの購入を決定しました。ただ、急激な上昇を見せたため、売却をすぐさま行ないました。

   この売却が正解かどうかはわかりませんが、利益を出せたのでよかったと考えています。

   ところで、11月1日付の新聞に日本郵政グループとファミリーマートが郵便局内に設置する無人コンビニエンスストアの1号店を埼玉県川越市に開いていたことがわかりました。無人コンビニは少しずつ増えているなか、このようにほかの会社のスペースを活用した無人コンビニが出てきたことに、いろいろと考えさせられます。

   記事には、郵便局は集客力の向上のため、ファミマ側は人件費を抑えながら地方での事業拡大が目的とされています。しかし、これは日本郵政だけの問題ではないかと考えています。これによって、無人コンビニで集客できることがわかれば、ほかにも無人コンビニを出店したいという企業はたくさんいると考えられるからです。

   無人といえば、駐車場、自動販売機、コインランドリーなどがあげられますがこれらは非常にコストパフォーマンスが良いと考えられています。そのカテゴリーに今後コンビニが追加される日が来るのでしょうか。まず、間違いなく来ると考えています。

   それは、便利だからです。学校の一角に、会社の小スペースに、駅のホームに。しかも無人で管理ができる。バイトを雇う必要もなければ、人的なトラブルは最小限。発注などはシステムに任せて、オーナーがタイミングを見て陳列します。オーナーに毎月売り上げの何%かが入ってくるとなれば、意気揚々と取り入れたいという人や企業はいるのではないでしょうか。

   では、また来週!

◆ 児山将のワンポイントアドバイス 最初は何に使うのかわからないと言われていた仮想通貨ですが、ブロックチェーンゲーム、インフレヘッジ、NFT(非代替性トークン)にグローバル共通デジタルマネーとして徐々に使えるようになってきています。ここで興味深いデータがありましたので紹介します。ビットコインの秒間取引額は19万ドルにも上り、なんとクレジットカードの規模を上回ったそうです。
(米国の顧客向けのVISA:13万ドル、マスターカード:5万5000ドル)
ビットコインの価格差を狙った送金であるアービトラージが大半を占めることが考えられますが、エルサルバドルでの法定通貨化も影響しているように考えられます。

前週からの損益       プラス588円
11月5日現在         1万2648円

職業能力開発総合大学校 さっちん
職業能力開発総合大学校 さっちん
職業能力開発総合大学校 電気専攻4年。どうも、おはようございます。2020年度も参加させていただきました。今年度は、みなさんが朝からフフッて笑える取引を目指していきたいと思います。応援のほどよろしくお願いします。

試験期間に突入! 学業に専念いたします(同志社大学 しがないトレーダーさん)

   今週は、試験勉強が忙しかったため、取引をお休みさせていただきます。

   ただ、ビットコイン(0.002 BTCを保有)の含み益がプラス5181円まで膨らみました。

保有する暗号通貨    ビットコイン
前週からの損益    プラス1201円
11月5日現在       1万5181円

同志社大学 しがないトレーダー
同志社大学 しがないトレーダー
同志社大学法学部2年。茶道部に入っており、趣味は読書と映画鑑賞。父親の影響もあり、幼いころから投資への関心が強く、2017年から暗号通貨市場に興味を持つ。夢は、積立投資で早期リタイヤし、やりたいことをして幸せに生きること。トレード自体は始めたばかりなので、初心者。半年間で暗号通貨を知り尽くすのが目標。
◆ 大学対抗 1万円からはじめる暗号通貨バトルのルール
・元本は1万円です。
・投資する暗号通貨の選定は自由です。ただし、国内で購入できる暗号通貨に限ります。
・レバレッジは、かけられません。
・20%を超えて下げた場合は、強制的に取引を停止(ロスカット)します。
・元本割れは1回まで。リベンジ(再投資)可能ですが、2度、資産(合計で2万円分)を失った場合は、その時点でリタイアとなります。
・順位は、11月26日時点の運用損益で決めます。
学生投資連合USIC

「学生の金融リテラシー向上」を理念に全国26大学1000人以上で構成。企業団体・官公庁との勉強会の開催、IRコンテストの運営、金融情報誌「SPOCK」を発行する。
http://usic2008.com/