時代に取り残されないために...... 50代だって「NFT」は知っている？！【ひろ子ママの教訓 その83】

   きょうは、大手企業にお勤めの50代のRさんがいらっしゃっています。

「先日、2021年の流行語大賞に『NFT』がノミネートされていましたね。ネットニュースでもよく見かけるので興味は持っていましたが、知ったのは最近です。周りの同年代の知り合いでは興味を持っている人が少ないんですよね。だんだん、世の中の流行りとかブームに疎くなってきて、時代に取り残されていきそうです」

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  流行語大賞にノミネートされた「NFT」って知ってますか？

知らないより知っておいたほうがいいかも

   役に立つか立たないかは別にして「NFT」について、興味を持っておきましょう。知らないより、知っていたほうが話題に幅ができますし、なにより「時代に取り残されていないぞ！」ということを実感できるように思います（笑）。

   ちなみに、NFTとはNon-Fungible Tokenの略で「非代替性トークン」のこと。「唯一無二の価値を持つデジタル資産」のことです。これまで、イラストや音楽などは簡単にコピーされて使われていましたが、NFTによって価値が守られるようになったんですね。絵画が思わぬ高額だったりします。

   でも、大丈夫です。暗号資産（仮想通貨）に興味のある人は聞いたことがあると思いますが、そうでないと、若い人でも？？ となってしまうかもしれませんから。

   ビットコインなどの暗号資産も数年前までは「あやしいもの」というイメージだったと思いますが、大谷翔平さんも暗号資産企業のグローバル・アンバサダーに就任しましたし、今は誰でも聞いたことがあるような存在ですよね。

   たとえば暗号資産やNFTも、あやしいから触れないではなく、世の中ではこんなものが流行っているんだと知識は知っていたほうがいいと思います。決してミーハーになれと言うことではありません。自分より若い層の興味関心やブームについて知っておくと、部下への接し方に生かすことができたり、商品企画や、これからの人生に役立てていったりできると思います。すでにNFTで稼いでいる人もいますし、何かのビジネスチャンスをつかむ方もいるかもしれません。

   これまで身についた情報や知識は、そのままだと劣化していきますので、ぜひ、Rさんもぜひ情報をアップデートしていきましょう。

一度身についた情報や知識は更新していかないとダメ！

   「NFT」もそうですが、あらゆるものがだんだんと変化しています。たとえば通信手段について、昔は電話やFAXが中心でしたが、今はメールやチャットに移り変わってきていますよね。

   しかし、今でも手っ取り早いから電話がいいと、どんな時でも電話をかけてくる人がいます。しかも電話に出られない時に何度も何度も。特にシニア層は、電話が当たり前だった時代を生きてきたと思いますが、今は連絡手段がメール、チャットツールなど多様化している時代です。しかも「電話なんで使わない」という若い層も多いと思います。

   電話かメールか、どっちが正しい連絡手段かということではなく、新しい選択肢を知っておき、試してみるべきではないでしょうか。「これまではそうだったから」と、昔からの自分の感覚のままですと、時代に置いていかれてしまいますよ。

   新しい選択肢は、身近なことでも体感できると思います。毎年のヒット商品や流行語を見れば、ブームは移り変わっていることがわかりますよね。

   50代は、これからの過ごし方について改めて考え直さないといけない時期でしょう。「このままでもいいや」「新しいことは、もう自分には関係ないかな」ではダメです。

   現状維持では、この先のキャリアが見えなくなったり、未来が想像できなくなったりした時にモチベーションが上がらなくなってしまいます。現状維持は、新しいことを考えたり、覚えたりすることに比べると楽ですが、そこからの進化は期待できません。人生100年時代では、一度ついた情報・知識は更新していかないといけませんね。

   これまで頑張ってきたから、「そろそろ休みたいな」っと思った方は、先取りで定年後の人生設計をしてみてはいかがでしょうか。定年後も新しいことなので、新たなことを考え直すきっかけになると思います。（ひろ子ママ）