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正解のない世の中だからこそ! 「一発逆転」ねらいよりも...自分も変化しつつ、訪れる「チャンス」つかもう!【ひろ子ママの教訓 その123】

   きょうは50代のYさんがいらっしゃっています。

「人生100年時代だからこそ、50代からでもまだまだ挑戦できるのでは! と思っているんですよね。でも、これから成功するのはやっぱり『一発逆転しかないのかな』とも感じます。そうすると逆に、『自分がどんな価値を提供できるのかな』とためらってしまいます。どんな心持ちでいるといいのかな」
  • ピンチはチャンスで、変化への対応は大事、というお話!
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「小さな成功」を目指すのがいい

お悩み中

   50代になると「今の仕事を続けるか」「転職するか」「独立するか」といった選択肢も出てくるでしょう。50代はまだまだ人生の半分だと言っても、30、40代と違って人生の後半を感じてくる時期でもあります。「何とかここで成功しなくちゃ」といった焦る気持ち、その気持ちもわかります。

   大きな挑戦がピンポイントでハマれば「一発逆転」も可能かもしれませんが、しかしながら現在は、「正解のない時代」です。お金も時間もかけて挑戦したものの、時代ニーズに合っていなければ、まったく受け入れられないってこともあります。

   「絶対これだ」と決め打ちするのではなく、「小さな成功」を目指してみるのはいかがでしょう。小さな成功の積み重ねは、大きくなります。50代からの挑戦は、慎重さも合わせるとちょうどいいのかもしれませんね。

「会社員のうち」から外に出ることを考えてみる

   「うちの会社は副業が禁止だから会社員のうちは何もできない」と思う方もいるかもしれません。実際に「副業で稼ぐ」こと以外にもできることはたくさんあります。

   たとえば、ブームになる食べ物を研究してみるというのも、面白いかもしれません。昨年くらいまでブームだった「タピオカ」は実は第三次ブームだったりもします。「なんでブームになっているのか」「第一次、第二次のブームとはどういった点で異なっているのか」など考えてみると、会社員とは違った経営者としての思考が鍛えられるかもしれません。

   私の知り合いに「面白い商品を発見するのが好きな人」がいます。その商品は2?3年後にブームになったりもします(商売にはしていないので儲かってはいませんけどね笑)。

   コンビニの商品など見ながら「次のブームはこれだ」と頭を使って考えるのもいい訓練になりそうですね。身近なことですが、顧客目線を養う訓練になりますよ。

答えは一つに絞らないこと

ガッツポーズ

   先ほど紹介した「一発逆転を狙わない」と似ていますが、あらゆることに対して、いろんなパターンを考えておくことも必要だと思います。

   今回の円安もほんとうあっという間の出来事でしたし、今の時代、「この先絶対変わらないもの、絶対大丈夫なこと」って少なくなってきていると思います。「これがダメなら、あれもありかな」と答えを一つに絞らず、変化に対応できる人がやっぱり生き残っていけるのではないでしょうか。

   昔は「いろいろなことに手を出すこと」は「二兎追う者は一兎も得ず」とあまり印象がよくありませんでした。ところが、現在では、さまざまな能力を持った人が実は変化に対応していたりもします。「いろんな能力持っていて何にでも対応できてすごい人だな」っと思うことありますよね。

   正解のない時代、50代にだってチャンスは訪れます。ただ、目の前の出来事に対して、「それがチャンスだと気づくことができるのか」という部分も大事なポイントです。Yさんもぜひ紹介した3つのポイントを試してみてくださいね。まずはチャンスに気づくことが大切ですよ。

(ひろ子ママ)