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2030年までに再エネへの投資は年間5兆ドルに...IEAレポート【馬医金満のマネー通信】

   みなさん、こんにちは。馬医金満です。

   今回は、再生可能エネルギーの直近予測に注目しました。

ドイツでは「再生可能エネルギー法」に基づき、関連分野へ投資促進

   「国際エネルギー機関(IEA)」は、化石燃料から再生可能エネルギーへの転換に関する国際的な組織で、毎年世界エネルギー展望レポートを発表しています。本年の同レポートによると、2030年までに再生可能エネルギーへの投資が年間5兆ドルに達することが予測されています。

   このレポートでは、再生可能エネルギー技術の進歩とコスト削減が、化石燃料からの転換を推進するうえで重要であると示されています。また、政策効果や市場競争の促進、資本市場の助けとなる投資基準の確立などが、再生可能エネルギーへの投資増加に必要な要因とされています。さらに、地球温暖化の防止に向けた国際的な取り組み(パリ協定やG7の声明など)により、再生可能エネルギーへの投資増加が推進されると予測されています。

   直近では、各国で再生可能エネルギーへの投資が進んでいます。たとえばドイツは、再生可能エネルギー政策で先進的な国の1つで、2025年までに30%、2030年までに65%の電力を再生可能エネルギーでまかなう目標を掲げています。具体的には、「再生可能エネルギー法」に基づき、太陽光、風力、バイオマスなどの分野における投資促進、フィードインタリフ(固定価格買取制度)の導入、グリーンボンドの発行などを行っています。

   今後この領域がマネーゲームになる気もしているので、注目したい領域の一つです。

   ではまた!(馬医金満)