裸眼でも立体的にみえる「3D液晶ディスプレイ」

   NEC液晶テクノロジーは、専用のメガネを使わず、裸眼でも立体的にみえる対角31センチ(12.1型)SVGA(800×600ピクセル)表示対応のアモルファシスシリコンTFT(薄膜トランジスタ)カラー液晶テレビを開発した。2008年10月15日に発表した。

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   この液晶ディスプレイモジュールは、NEC独自の3D表示用画素配列であるHDDP(Horizontally Double-Density Pixels)方式を採用し、光学素子を組み合わせることで実現したもので、専用のメガネを使用することなく高精細な3D表示を行う。

   米国を中心に映画やゲームといったエンターテイメント、アミューズメントの分野での3Dコンテンツの増加や、国内でも07年12月から3D放送がはじまるなど3Dコンテンツが急速に普及しはじめたことに対応。また、工業用や医療用画像解析などの場面でも3D化のニーズが高まっており、高品位な3D映像を提供できるハードウエアの登場が待たれていた。

   NEC液晶テクノロジーは今後、3D液晶ディスプレイの09年度中の量産化をめざして研究・開発を進める。

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