歌舞伎ギャルが提案、カブキ改造計画 こうすれば見に行く若者増えるタン!

   昨2012年12月に57歳の若さで亡くなった中村勘三郎さんに続き、約2か月後には市川團十郎さんが急逝するなど、伝統芸能の魅力を世界に伝えてきた大功労者達の早過ぎる別れに日本中が驚きと悲しみに包まれました。

   一方、2月13日(2013年)には歌舞伎俳優・尾上菊之助さんが婚約発表、翌日には、歌舞伎俳優・片岡愛之助さんが交際を公表するなど、歌舞伎界に明るいニュースも舞い込んできました。

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意外に多い?「見たことある」ギャル


歌舞伎へGO!?

   一連の歌舞伎界のニュースが報道されたことで、GRPが毎週調査を行う「気になったキーワードランキング」でも「歌舞伎」が上位にランクインし、以前よりも歌舞伎に興味を持つギャルが増えてきているようです。

   では、そもそもギャル達の間で歌舞伎はどう受け止められているのでしょうか。

   まず、歌舞伎についてどう思うのか、率直な意見を聞いてみると…。

『日本の伝統芸能だと思うから、人生のうちに一度は見た方がいいと思うもの!』
『もっとたくさんの日本人が見なければならないって思う』
『日本人ならではの感性で魅せることができる芸術作品!』

といった声を聞くことが出来、日本の歴史や美を感じることが出来る誇るべき伝統文化だと考えるギャルがいることが分かりました。

   とは言え、実際に歌舞伎を見たギャルは7.8%と少なめでした。上に紹介したような声は少数派で、『難しそう』『堅そう』といったイメージがギャル達の間で先行しているのが現状です。

ダンス必修化もいいけど歌舞伎もどう?

   では、現代のギャルや一般の女子高校生といった若い世代を惹きつけるためには、歌舞伎に何が求められているのでしょうか。

   まず、多かった意見を挙げると、

『(男性)アイドルが歌舞伎に挑戦する』
『イケメンの歌舞伎役者を揃える』
『人気のメンズモデルや俳優が歌舞伎をやる』

といったようにかっこよく、美形、男前といったルックス性を求める傾向が強いことが分かりましたが、これは歌舞伎界だけのことではなく華やかな世界に求められる共通のことと言えそうです。

   ただ、数は少ないながらも、ギャル達が考える「歌舞伎が若者に支持されるようになる方法」、活性化策の意見も出ました。

『いきなり若者に「歌舞伎を見て!」って言っても中々難しいと思うんだよね。前におばあちゃんに歌舞伎に誘われたことがあったけど、行きたいってあんまり思えなくて断っちゃったし…。だから、身近に感じる学校で歌舞伎の勉強をする機会があったら良いと思うんだ!』
『普段、歌舞伎に触れる機会がないからこそ若い世代に敬遠されがちなんじゃないかな!?でも、学校の授業や行事に取り入れたら身近に感じそうだよね!歌舞伎役者の方が話している言葉を訳すような授業があっても良いのかも!何を話してるのか気になるしね!』
『残すべき伝統芸能ならば絶対に学校で触れさせる時間を作るべきだと思う。学校で触れることによって若者からのイメージも変わりそう!それに、ダンスが必修科目になったけど、歌舞伎舞踊があっても面白いかも!ダンスって決めないで授業を受ける側が選べたりしても良いんじゃない!?』

学校の授業に採り入れれば…

   といった声を聞くことが出来、授業で勉強する機会を設けたり、中学校の体育授業でダンスが必修化されたように歌舞伎の舞踊を取り入れたりすることで、歌舞伎に対し興味を持つ若者も出てくるのではないかと考えているようです。

   確かに歌舞伎は世界に誇るべき日本の伝統文化であるからこそ、学校の授業といった10代が接する場面に取り入れることで、『難しそう』『堅そう』といったイメージが消え、若者と歌舞伎の距離感も縮まるのかもしれません。

   歌舞伎はもちろん、華道、茶道なども…。

   ギャル達が考える活性化対策で、若い世代に伝統文化が伝わっていけば良いなと思いました。みなさんはどう思いますか。

GRP編集長・まぁ~さ

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