"海に入らない"宮古島の旅 癒しの時間を過ごす「ゆくるプロジェクト」

   2015年1月31日に伊良部大橋が開通した沖縄県宮古島市(宮古島、池間島、来間島、伊良部島、下地島、大神島)は、観光客が少ない海開き前の島の暮らしをゆったりと体験する新たな試み「ゆくるプロジェクト」を2月23日~3月22日の間限定でおこなう。

宮古島でゆったり
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宮古島の「普通の暮らし」でリラックス

   "ゆくる"は、沖縄方言で「くつろぐ」という意味と、プロジェクトのコンセプトである「ゆっくりとくらすように旅する」という2つの意味を持っている。宮古島市観光商工局 観光課課長の島尻英樹さんは、「宮古島の観光のピークは、やはり海が開いてから夏のシーズンとなります。冬から春にかけては閑散期となりますが、この宮古島の魅力は、海だけじゃない豊かな自然、おおらかな人々がつくりだすゆったりとした時間であり、閑散期でもその点は変わらないと考えています。そこで、海開きの前となるこの今の宮古島を体験して欲しい、との思いから今回のプロジェクトを立ち上げるに至りました」と話す。

   ターゲットは、ビジネスマンなど日々の生活に追われる人たちだ。宮古島の生活や食の体験を通じて、"ゆっくり"、"のんびり"とした癒しの時間を過ごし、エネルギーに満ちた毎日を取り戻してもらうことが狙いだ。

   敢えて本格的な観光シーズンとなる海開きの前に宮古島を訪れることで、豊かな自然や島のゆったりとした時間を楽しめることが特徴。

   プロジェクトでは、広大なさとうきび畑を使ったサッカーコート4面分の巨大迷路や、島民憩いの場である浜辺のピクニック、海と島々のコントラストが美しい絶景を楽しみながらのサイクリングなど、宮古島で暮らす人々の"普通の生活"を満喫するアクティビティを多数用意。

   宮古島で民宿を営む津嘉山千代さんは、「何もしなくてもいいし、何をしてもいい。肩の力の抜き方を覚えて帰ってほしい」という。津嘉山さんの民宿は、無農薬の野菜を使った料理が農林水産大臣賞を受賞するなど「スローフード、スローライフの宿」として知られている。

   春の新生活シーズンに向け、リフレッシュしたいビジネスマンにとって、うってつけの旅となるだろう。

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