1984年、神奈川県鎌倉市生まれ。パリ育ち。「フランス帰り」というだけで、クスクス笑われることがあって、帰国子女であることを隠し続けた時期があった(フォトグラファー・渡辺誠、以下同)
現在、映画の題材になる資料、ネタを収集中だ。若い世代の在日コリアンをインタビューして実話を採集しながら、「在日嫌いの在日」の全体構成を考える。物語の季節は冬だ
単なるお飾りの帰国子女でなく、清水の強味はフランス語の読み書きができるところ。明治学院大学在学中に、フランス西部にあるリモージュ大学大学院に留学した
第26回東京学生映画祭実写部門グランプリに輝いた映画『ふざけるんじゃねえよ』は40分の作品。(公財)韓昌祐・哲文化財団の助成を受け、一般の映画館で上映できる尺(しゃく)の、初の長編作品に挑戦する
日本人と在日にあったわかりやすい差別は薄れている。今は、その下にもう一つ『外国籍』で生きる人たちがいることを考えなければならない時代。新たに日本に広がりゆく『外国籍』の問題も踏まえ、リアルに描き出したい、と清水は考える