山の雪から高濃度セシウム 福島市の川に流れ込む?

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   吾妻連峰の自然保護活動に取り組んでいる民間の団体「高山の原生林を守る会」(佐藤守代表)は5月29日、福島市周辺の山の雪から放射性セシウムが検出されたと発表した。

   「守る会」は4月17日から5月5日にかけて、和尚山、安達太良山、箕輪山、船明神、東吾妻、家形山、浄土平の標高1000~2000メートル地点、計31か所で雪を採取した。標本を東京大アイソトープ総合センターに送り、放射性物質濃度を分析、3月15日現在の値に換算して公表した。

   それによると、標高1500メートル以下を中心に高濃度の放射性セシウムが検出され、最高は箕輪山の1338メートル地点で1キロ当たり2968ベクレルだった。

   福島市内の阿武隈川のヤマメなど川魚からは国の暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を上回るセシウムが検出されている。「守る会」では、放射性物質を含んだ融雪水が沢から阿武隈川の支流などの河川に流れ込み、淡水魚から放射性物質が検出されていると考察している。

   佐藤守代表は「広範囲の雪解け水が河川や沼に流れ込み、放射性物質が濃縮されている恐れがある。詳細な調査が必要だ」と指摘している。

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