「朝日、毎日」VS「読売、産経」扱いに大差 野田首相も気にする「反原発」の抗議行動

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   関西電力は福井県おおい町の大飯原子力発電所3号機の原子炉を、2012年7月1日午後にも再起動する。地元では前日から「STOP☆原発再稼働! 6・30おおい集会」が開かれ、全国から約500人が集まり抗議行動を繰り広げた。

   東京でもこうした「再稼働」の動きに呼応してこのところ、「脱原発」の集会やデモが続いているが、メディアの扱いに濃淡がある。6月29日夜に20万人(主催者発表)を動員し東京・永田町の首相官邸前を埋め尽くした「再稼働反対」の抗議行動については、朝日新聞や毎日新聞が6月30日付朝刊で大きく取り上げたものの、日本経済新聞や読売新聞、産経新聞は小さな扱いだった。

「政治色なし」で参加者膨れ上がる

   首相官邸前の抗議行動は毎週金曜日の夜に開かれている。中心になっているのは市民ネットワークの首都圏反原発連合だ。「安全で、再稼働反対を訴える人であればだれでも参加できる器づくり」を念頭に、一般の人が参加しやすい雰囲気づくりや参加しやすい時間などを試行錯誤しながら取り組んできた。

   今春にスタートしたときは約300人だったというが、政府の再稼働決定などを踏まえて次第に増え、前回6月22日は4万5000人、大飯原発の再稼働を2日後に控えた6月29日は一気に膨れ上がった。デモ行進はなし。官邸前でひたすら「再稼働反対」と叫ぶのが特徴だが、警察の機動隊も出動した。

   首相官邸前から霞が関への車道が人で埋め尽くされる、これほど大規模な抗議行動は異例だ。警察調べでも前回が1万1000人、今回は1万7000人という。

   これまでは地味な報道だったが、今回は、新聞では朝日と毎日が大きく取り上げた。ともに6月30日付朝刊で1面に写真を使い、社会面でも「反対の声 共鳴」(朝日新聞)の見出しで、抗議行動が東京だけでなく、大阪の関西電力本社前や名古屋の関電東海支社前でも行われたと伝えた。

   毎日新聞の社会面は「政治色なし『子連れで来た』 行進なし『平和的に』」を見出しに、行動を起こした参加者がこれまでのような「組織化」された人ではない、ツイッターやフェイスブックでの呼びかけなどで集まった会社員や家族連れ、学生やお年寄りといった一般市民らだったことを伝えた。

   日経、読売、産経は短行の記事だった。

   一方、テレビではTBSなどが取り上げたものの、NHKは放送しなかった。インターネットでは参加者がツイッターなどで状況を書き込んでいたほか、YouTubeからもリアルタイムで映像が飛び込んできていた。

ネットでは意外に冷静な見方も

   ただ、ツイッターやYouTube などで抗議行動のようすを見聞きしていた人からは、

「人の波がスゴイけど、お祭りみたい」
「なんだか楽しそう」

といった声や、

「地元の中には生活のために原発再稼働を選んだ人もいる。(反対を)いうのは簡単だ」
「プラカードを持っていた人もいたけど、反対の声が伝わっているのかは疑問だ」

と冷静な見方もあった。

   抗議行動については野田佳彦首相も察知しているようだ。朝日新聞によると、首相は25日の衆院消費増税関連特別委員会で「毎週金曜日、官邸周辺でデモが行われ、シュプレヒコールもよく聞こえている」と述べている。29日19時ごろには、官邸から隣の公邸に移動するときに抗議行動の声を耳にし、警護の警官に「大きな声だね」と漏らしたという。

   関電大飯原発3号機は7月1日午後9時にも、経済産業省の牧野聖修副大臣の立ち会いのもとで制御棒の引き抜き作業を開始し、原子炉を再起動。2日早朝には核分裂が連鎖的に持続する臨界に到達。順調なら4日に送電を始め、8日にもフル稼働に入る。

   約1か月間の調整運転を経て、8月4日から営業運転を始める予定だ。

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