中国、台湾フィルの日本人にビザ出さず 尖閣がらみの嫌がらせ?

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   日本人の、中国国内への就労目的での入国が厳しくなっているのだろうか。

   台湾国家交響楽団「フィルハーモニア台湾」が2012年11月に予定している中国公演で、この楽団に所属する日本人団員3人が渡航に必要な就労ビザの発給を中国側に拒否された。外務省は「発給停止の通告はない」としているが、2012年10月18日昼現在も中国に入国できない状況だ。

「嫌がらせのような形で止められている」

   台湾紙・聯合報(10月11日付)によると、中国・北京市文化局はフィルハーモニア台湾(台湾フィル)に対し、「日本人に関する就労ビザの発給は全面的に無期限で停止している」と通知した。発給停止の理由については説明されていないが、尖閣諸島(沖縄県)の国有化をめぐる反日感情の高まりが背景にあるとみられる。

   台湾フィルの中国公演は11月2~6日まで、上海や無錫(江蘇省)、北京で開かれる予定で、9月初めから96人の楽団員の入国申請など手続きを開始。当初は順調だったが、10月8日に中国側の態度が硬化したという。

   通常、オーケストラの演奏ツアーはメンバーを固定するので、客演先によって演奏者が変わることはない。

   3人の日本人はともに管楽器の奏者で、ホルンが1人と、正楽員が1人しかいないテューバ奏者にフルートの副首席奏者だ。管楽器はふだん1パートを1人が受け持つ。しかもソロのパートが多いフルートの奏者が不在になるのは、オーケストラにとってはかなりの痛手のはず。3人がいなくなるだけで、オーケストラの音はガラリと変わってしまうことが予想される。

   音楽関係者によると、「説明もなく、しかも公演間際になって(ビザが)下りないなんて聞いたことがない。おそらく代役を立てるだろうから公演自体が中止になることはないだろう」と話す。ただ、公演が中止にならなくても、「オケと主催者との契約内容によっては違約金が発生することがある」ので、「通常、あり得ないこと」としている。

   中国が3人の日本人に対し就労ビザを発給しないことについて、外務省は「中国政府から発給停止の通告はなく、実態としてそのようになっているだけ」と説明。また、「中国も地域のよって対応がバラついているようで、確実なことは言えない。止められているとしたら、嫌がらせのような形で止められている」とも話している。

   ただ、今回の事態が日本国内から中国へ向けて出国するビジネスパーソンに影響していることはないようだ。

在日中国大使館「止めていない」

   一方、在日中国大使館は「日本人への就労ビザの発給は、現在も通常どおりに行っている」という。

   台湾フィルの件についても、「中国政府としては北京文化局がそういった通告を出すことはなく、そのようなことがあったという情報は把握していない。(就労ビザの発給を)止めているとことはない」と、繰り返している。

   ただ、その後3人の日本人への就労ビザが発給されたのか、の問いには「重要なことであり、個別の案件については大使館では答えかねる」と話した。

   台湾フィルは、中国公演後の11月9日には東京・初台の東京オペラシティコンサートホールでの1日限りの公演が予定されている。それもあって3人の日本人はすでに東京に滞在しているともいわれ、東京公演では演奏することになっている。

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