日産が「リーフ」改良、てこ入れ図る 普及伸び悩み、EV早くも正念場

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   日産自動車は2012年11月、電気自動車(EV)「リーフ」を一部改良し、国内発売した。2010年12月の発売以来、初めてのマイナーチェンジ。1回のフル充電で走れる距離を14%伸ばしたほか、廉価版を投入し、需要のてこ入れを図る。販売台数が思うように伸びていないことが背景だが、EV推進勢力の代表選手として苦戦する現状から何とか脱却したいという狙いが透けて見える。

   今回、一部改良したリーフの航続距離(1回のフル充電で走れる距離)は、従来の200キロメートルから228キロメートルに伸ばした。モーターなど主な部品の改良で車体を軽量化したうえ、エアコンの消費電力を抑えるなどの改良も加え、2010年の発売以来、ユーザーなどから不安の声が多かったことに対応する。

リーフの世界販売台数累計は約4万3000台

   また、今回投入する廉価版の価格は、政府のEV向け補助金(78万円)の活用で約257万円と、従来(補助金活用)の最安モデル298万円より41万円強安くなる。廉価版の価格はカーナビゲーションシステムをつけないなど涙ぐましいコスト削減で「EVは高いという印象を少しでも払拭したい」(幹部)の思いを実現させた。

   テコ入れの背景にはEVの伸び悩みがある。「EVで自動車業界をリードする」(日産のカルロス・ゴーン社長)と意気込む日産は2016年度までに提携相手の仏ルノーと合わせ累計150万台のEVを販売する目標を掲げるが、現状は心許ない。

   リーフの世界販売台数の累計はこれまでに約4万3000台。これまでに販売されたEVの半分以上は日産製と見られており、リーダーには違いないが、力不足は否めない。主力の国内販売は2011年度に約8700台、2012年度上半期で約5500台と着実に増えてはいるが、例えばトヨタ自動車がハイブリッド車(HV)「プリウス」を国内で月間2万台以上をコンスタントに売るのに比べれば、エコカーの一角としては普及にブレーキがかかっていると言わざるをえない水準だ。

電力をためる蓄電池としてEVを使うことにも注力

   日産と並んでEV推進勢力である、EV「アイミーブ」を擁する三菱自動車も、アイミーブの販売台数自体は徐々に増えてはいるが内情は苦しい。リーフに1年以上先駆けて2009年7月に発売したが、累計世界販売台数はリーフに及ばない約3万台にとどまる。毎年の販売計画もことごとく下回る状態が続いており、はっきり言って期待を裏切っているのだ。

   こうした現状に危機感を抱く日産はこのほど、志賀俊之最高執行責任者(COO)をトップとする販売拡大のプロジェクトチームを発足させた。志賀氏が先頭に立っててこ入れ策を指揮し、インフラ整備など行政との協力が必要な分野も含めて、全社が一丸となってEV普及拡大を推し進める方針だ。最近では、太陽光発電を活用し、できるだけ電力を自給戸建て住宅「スマートハウス」で電力をためておく蓄電池としてEVを使う方面にも注力するなど、ありとあらゆる手を打っていく。ただ、いかんせん、価格や航続距離など本格普及に向けた壁は高く、EVは早くも正念場を迎えていると言える。

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