2024年 4月 30日 (火)

モテ男になる「リア充コート」に中国人歓喜 筑波大生が発明、「ノーベル賞ものだ!」

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   日本の大学生が生み出した「リア充コート」なる発明品が、世界の驚きを誘っている。たとえモテない男でも、着るだけでまるで彼女がいるような気分が味わえるというユニークなアイテムで、ネットを通じて話題は世界中に広がった。

   そんな中で、意外に食いつきがいいのが中国人だ。中国では最近「結婚難」が社会問題になっているせいか、半ば本気で「ほしい!」と叫ぶ声が多く聞こえる。

後ろから彼女に抱きつかれた感じを再現

ニコニコ動画より。ベルトが締まることで「抱きつかれた」感触を再現
ニコニコ動画より。ベルトが締まることで「抱きつかれた」感触を再現

   問題のコートを開発したのは、筑波大学の学生3人組。2013年4月4日に、ニコニコ動画に、実際の動作の模様が投稿された。

   コートにはベルトと、電動式の巻き取り装置が搭載されている。あとはヘッドホンをつけてスイッチを押すと、ベルトが適度な力加減で締まり、と同時にヘッドホンからはかわいらしい女性の、

「ごめんね、待った?」

というようなささやきが聞こえる。ベルトの締まりと音声の相乗効果で、まるで「彼女が、後ろから抱きついてきた」ときのような感触を味わうことができる――というのが、この「リア充コート」のうたい文句だ。動画では製作者の男子学生が自ら着用、「抱きつかれた」感触に、思わず満面の笑みを浮かべる様子が大写しで収められている。

   その強烈なインパクトで、動画は投稿からわずか1週間で10万再生を記録したほか、たちまち海外にも波及、米「タイム」や英「デイリーメール」といった有名メディアにも相次いで取り上げられた。YouTubeに転載された動画にも世界中からコメントが押し寄せ、

「これぞまさに孤独のコートか……」

などと大受けに。

中国人「まったく日本は…俺にも一着よこせ」

   中国版ツイッター「ウェイボー(微博)」などでも、このリア充コートの話題が盛り上がりを見せている。「これだから日本は」式のコメントや、「今年のノーベル物理学賞(暇人部門)は確定だな」といった笑いも多いが、目立つのは「ほしい」という真剣な叫びだ。

「え、これどこで買えるの? いくら? サイズ違いある? 動力は? 声は自分の好きなキャラにできるの? タオバオ(中国の大手通販サイト)にないの!? うおおおお、誰か教えて!!」
「まったく、日本の科学技術は奇怪な方向にばかり発展しているな……ところで俺にも一着よこせ」
「よし、我妻由乃タイプ、戦場ヶ原ひたぎタイプ、逢坂大河タイプも作ろう(※いずれも日本のアニメヒロイン)」

   もちろん他国でも「ほしい」の声は少なくないが、中国からの反応は妙に気合が入ったものが多い。ちなみに中国では近年、中国版「非リア・非モテ」というべき言葉「吊糸」が流行語になるなど、結婚にあぶれる「モテない男」問題が深刻化している。「モテない男用コート」人気は、あるいはそうした「吊糸」社会の影響なのかもしれない。

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