1か月早い「3月入社式」への風当たり 「ブラック企業」批判も出てきたが...

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   カジュアル衣料の「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングが、新年度がはじまる1か月前の2016年3月2日、他社よりひと足早く入社式を開いた。

   3月に入社式を開く企業には、他にセブン&アイ・ホールディングス(HD)があるが、インターネットでは、「これって、ブラックじゃん」「かわいそう」といった声も挙がっている。他の会社の新入社員より1か月も早く(多く)働かせるのか、という思いのようだ。

  • 3月の入社式は「ブラック企業」なのか・・・(写真はファーストリテイリングの柳井正会長兼社長、2012年9月撮影)
    3月の入社式は「ブラック企業」なのか・・・(写真はファーストリテイリングの柳井正会長兼社長、2012年9月撮影)

すぐにGW、「早く仕事になれて戦力に」

   国内企業の多くが、新年度がはじまる4月1日に入社式を開くなか、「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングは例年どおり、3月に入社式を開いた。2016年に、新たに社員となるのは1000人で、このうち27人の外国人を含む、約400人が式に出席した。

   柳井正会長兼社長は、ユニクロの海外店舗数が15年に国内を上回るなど国際展開を加速させていることを踏まえ、「世界中に店があり、多くの社員がそこで活躍しています。その一員として、会社を引っ張っていってほしい。1年後、3年後、10年後の成長を楽しみにしています」と、歓迎した。

   ユニクロによると、新入社員は入社式前に配属される店舗が決まる。3月1日にオリエンテーション、2日に入社式。3日から1週間は、本部で事業全般や店舗での働き方などを学ぶ集合研修を受け、その後配属先で勤務に就くスケジュール。待遇も「正社員」として扱われるという。

   前倒しの入社式について、同社は「4~5月にはゴールデンウィーク商戦がはじまります。入社して1か月足らずで、すぐに繁忙期に突入してしまうことを考え、早く仕事になれてもらうためにもその(前倒しした)ほうがよいと考えています」と説明する。

   新入社員が3月の入社後に卒業式を迎えることには、「一生に一度のことですから、きちんと出席してほしいと考えていますし、各自休みを取って出席してもらっています」と話し、社員の申請に基づいて休暇を与えているという。

   同社は、新入社員の卒業に向けたすごし方やスケジュール、入社後の仕事のことなどを考えると、3月入社は「最善と考えています」と話す。

   そんなユニクロの「3月入社」に、インターネットには批判的な声が少なからずある。たとえば、

「4月を待たずに入社させるのはブラックでは」
「今日から給料払うんだろなwww」
「ちょっとでも早く使う。使えるヤツとそうでないヤツを選別するため...」
「4月を待たずに離職しちゃう人が出てくるのではw」
「従業員かわいそうだなあ。4月までのんびりしたいだろうに・・・」
「卒業旅行、行けないやん」

といった具合。

   たしかに卒業前の3月といえば、ほとんどの学生が卒業旅行や卒業記念パーティーで最後の学生生活を楽しんでいる時期だ。そんなときに研修を受けて働きはじめるのだから、「かわいそう」という気持ちもわからないではない。

「昔から『早く働きたい』という学生はいた」

   J-CASTニュースが3月4日、ユニクロに、「卒業旅行にも行けないの?」と聞くと、

「そんなことはありません。新入社員の多くは入社スケジュールをみて日程を調整しているようで、2月中に旅行に出られる人が多いようです」

と話す。

   ユニクロによると、むしろ「学生気分を早く一掃できて、社会人としてのスキルなどを身につけられる」といった前向きの声も聞かれるという。

   毎年3月に入社式を開く大手企業は、ユニクロのほかに、セブン&アイ・ホールディングスがある。同社は2016年も3月中旬に式を予定しているが、「詳細についてはまだお話しできません」という。ただ、例年3月に入社式が行われており、はじまりは少なくとも30年前にさかのぼるようだ。

   2015年3月には、セブン‐イレブン・ジャパンやイトーヨーカ堂、そごう・西武などグループ16社の新入社員1331人が出席して開かれた。同社の場合、採用がグループ各社で行われているため、入社式後の研修スケジュールもそれぞれ別々に組まれている。対応は各社で分かれているものの、「卒業式には休みを取って、きちんと出席してもらっています」と話している。

   大学ジャーナリストの石渡嶺司氏によると、「3月入社は、流通系企業で取り入れられています。早く戦力として育ってほしいということなのでしょう」という。

   一方で、最近の学生の意識が変化して、「3月入社」の企業を避けたり、「ブラック視」したりするような傾向があるだろうか――。石渡氏は、「昔から『早く働きたい』という学生はいましたし、『最後の春休みくらい遊びたい』という学生と、はっきり分かれていました。その割合は昔も今も変わらないと思います。むしろ、そういった企業の情報を学生側は知っていますから、そもそも選びません」と話している。

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