大卒が高卒と「逆学歴詐称」で懲戒免職 神戸市の処分は厳しすぎないか

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   大卒にも関わらず高卒とウソをつき続けていたとして、神戸市が男性職員(42)を懲戒免職処分にしたことに対し、ネット上では、「仕方がない」との意見がある一方で、「何が問題なのか」などと疑問や批判も相次いでいる。

   「高卒には違いないだろ」「ちょっと気の毒」「懲戒免職はやり過ぎ」。神戸市が2016年8月4日に男性職員を処分したことが報じられると、ネット上でこんな声も上がった。

  • 処分で職を失うことになるが…(写真はイメージ)
    処分で職を失うことになるが…(写真はイメージ)

10年前に詐称が問題になり、9人が同様の処分

   この職員は、1998年に「高卒以下」限定の技能労務職の試験に学歴を偽って合格し、市で約18年間働き続けてきた。しかし、2016年6月に匿名の通報があり、市が母校に確認して「大卒」が発覚した。

   市の人事課によると、職員は、学歴詐称した理由について、市の関連施設でアルバイトをしていたとき、施設で大卒でも受験するよう勧められたと話している。「大卒以上」の試験もあったが、当時は、就職氷河期で公務員人気も高まっていた。

   今回、退職金も出ない厳しい処分になった背景には、06年に兵庫県の尼崎市や神戸市で同様の学歴詐称が問題化したことがある。

   市の調査で詐称を認める職員が次々に出て、尼崎市で2人、神戸市で36人が諭旨免職処分になった。職を失うため、ネット上では当時も、「厳しすぎるのではないか」と論議を呼んだ。

   その後、大阪市や横浜市でも、同様な学歴詐称が大量に見つかった。あまりにも人数が多く、両市は、自己申告すれば停職1か月、しないで発覚すれば懲戒免職とすることを明らかにした。その結果、大阪市では約1100人、横浜市では約700人が自己申告し、その後の調査でそれぞれ、約900人、約500人が停職の処分となった。

   神戸市の場合は、その後の調査でウソが分かった9人が懲戒免職処分を受けている。

神戸市には「厳しすぎる」「当然だ」の声が半々

   今回の男性職員は、同様にウソが分かったため、10人目の厳しい処分になったというわけだ。

   神戸市の人事課によると、06年の調査でウソをついた理由について、勤続10年近くになって仕事にやりがいを感じ始めたのと、30歳を過ぎて職を失うのが怖くなって言い出せなかったと話している。この職員については、問題があったとの報告はなく、現在に至るまでまじめに働いていたという。

   司法関係者の間では、大卒なのに高卒とウソをついたケースの処分については、意見が様々に分かれている。そのブログなどを見ると、民間企業の懲戒解雇を認める判例もあり、ありえる処分だという指摘がある。一方で、憲法14条にある法の下の平等に反する「逆差別」ではないかとの意見も出ている。

   逆差別に当たるかについて、神戸市の人事課では、「職員の採用は、『高卒以下』だけではなく、『大卒以上』でも行っています」とJ-CASTニュースの取材に説明し、憲法違反との見方を否定した。

   厳しい処分にしている理由については、こう言う。

   「『高卒以下』の試験は、高卒までの人に就職機会を確保するためのもので、大卒が入ることで入れなくなった人もいる可能性があります。詐称は、瑕疵がある行為であり、今まで違法状態が続いていたことになります」と説明した。

   なお、市にも電話などで意見が来ており、処分について「厳しすぎる」という声と「当然だ」とする声と半々ぐらいになるそうだ。

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