2021年 6月 17日 (木)

「覗き見マップ」グーグルはプライバシー無視の暴走企業か

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   2008年8月5日、Googleマップの日本地図に追加された新機能「Street View(ストリートビュー)」が話題だ。J-CASTニュースでも取り上げているが、これはGoogleマップ上で、東京など主要12都市の主な公道上で撮影された、360度に近い画像を見られるもの。

   便利な機能であることは言うまでもないが、このカメラは人間の私的な生活――道ばたで抱き合う男女や、家の庭の様子、外に干した洗濯物など――もすべて遠慮なく被写体として収め、それをGoogle(グーグル)が断りもなく公開しているのだ。

グーグルにつきまとう「プライバシー問題」

グーグル株式会社が入居するセルリアンタワーのストリートビュー
グーグル株式会社が入居するセルリアンタワーのストリートビュー

   プライバシーの問題は、古くからグーグルにつきまとっている。イギリスのプライバシー保護機関の調査では、「Googleは『プライバシーに反する』企業であり、プライバシーの問題では20数件の主要ウェブサイト中最も評価が低い」のだという。

   グーグルで検索すれば、検索精度向上のためといった理由で、その履歴は保存される。フリーメールの「Gmail」では、その人の興味に合致した広告を提供するために、メールの文章をスキャンして物議を醸した。直接個人を特定できる情報ではないし、グーグルの素晴らしい技術を向上させるのにささやかな貢献ができるのだとわかっていても、決して良い気分ではない。

   地球上の空撮映像を地球儀のようにして見られるソフト「Google Earth」が公開されたのは05年のことだが、国の機密施設や有名人の広大な家の構造が丸わかりで、セキュリティ上危険だと騒がれた。それでも、まだ空の上の牧歌的な時代であった。

虎古田・純

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