カイリー・ミノーグ『アフロディーテ(エクスペリエンス・エディション)』初回生産限定盤TOCP-66949(CD+DVD)3800円6月30日発売EMIミュージック・ジャパン最近感じるところがある。それはエンタテインメントの世界、ことに歌の世界は、明らかに女性上位だということ。その証拠のひとつが、単体というか、グループではなく個人で活動し活躍しているアーティストの大半が女性だということ。「おいおい!これってあり?ありかもね…」男はどうしているかというと、グループを組んで活動をしている。この差は21世紀に入っていよいよ顕著だ。女性は個としてアイデンティティを明確にし、男は群れている。なんだか、世界的な傾向である。ここにまた、女神と自分で言ってしまった女性アーティストが登場する。彼女のこの言い切り方には「確かに!」みたいな納得の仕方をさせられる。ことに、11枚目のニューアルバム『アフロディーテ』(ね!!)からの1stシングル「オール・ザ・ラヴァーズ」のPVを観ると、「おいおい!これってあり?ありかもね…」ってなことになる。解禁してまもなく世界で1000万viewLAの路上で撮影され、半裸の男女が絡み合う過激かつセクシーなビデオなのだが、その半裸の男女の数がドンドンと増殖し、ヒューマンピラミッドを形成、アフロディーテを名乗る女性アーティストがそのピラミッドの頂点で歌い続ける。それが"クイーン・オブ・ダンスフロア"と称されるカイリー・ミノーグなわけだ。カイリーは1980年代から活動し、すでに全世界で6000万枚のCDを売り上げているまさにミューズなのだが、今回は"アフロディーテ"なわけだ。その過激なPVは5月末に解禁になり、全世界で瞬く間に1000万viewを越えた。ニューアルバムは7月初旬の世界発売に先駆けて、ここ日本で6月30日に先行発売される。それにしても、マドンナ、レディー・ガガ、ケイシャ、そしてカイリー……女性アーティストの自信に溢れたパフォーマンスからは本当に目が離せない。どこでこんな風な男女の差がついてしまったのか、どこかで検証する必要がありそうな気がする。加藤 普【アフロディーテ 収録曲】[CD]1.オール・ザ・ラヴァーズ2.ゲット・アウタ・マイ・ウェイ3.ハンズ・アップ(愛を感じて)4.クローサー5.エヴリシング・イズ・ビューティフル6.アフロディーテ7.イリュージョン8.ベター・ザン・トゥデイ9.トゥー・マッチ10.キューピッド・ボーイ11.天使を探して12.愛の鼓動13.ハートストリングス(日本盤のみのボーナス・トラック)[DVD]1.ホワイト・ダイアモンドのテーマ(ライヴ)*日本語字幕付2.ホワイト・ダイアモンド(ライヴ)3.コンファイド・イン・ミー(ライヴ)4.アイ・ビリーヴ・イン・ユー(ライヴ)5.「オール・ザ・ラヴァーズ」ビデオ・メイキング映像*日本語字幕付6.『アフロディーテ』アルバム・フォト・セッション映像*日本語字幕付7.『アフロディーテ』フォト・ギャラリー
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