「合体」したほうは無罪、されたほうは有罪?

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   実業之日本社から発売中の新刊本『乙女の美術史 世界編』(著・堀江宏樹/滝乃みわこ)が好評だ。

ルノワールはおっぱい&お尻好き

『乙女の美術史 世界編』
『乙女の美術史 世界編』

   「日本編」とともに同日発売したもので、古代から現代までの世界美術史から、著名画家や文化などを「乙女のスルどい目線」でえぐっている。特に、古代ギリシャの陶芸に描かれた同性愛アートについての記述が面白い。古代ギリシャの食器には男同士が裸で絡んでいる様子が多数描かれているが、それらは主に宴会で用いられるもので、食べ物や飲み物がなくなってくると底に描かれた絵が現れ、みながニヤつくという具合だった。中には若い女性にそうした食器で食事させ、絵を目にしたときの反応を楽しむ輩もいたという。

   一般的に、古代ギリシャには同性愛を否定しない文化があったといわれているが、リスクも大きかった。なぜなら、男同士で「合体」してしまうと、合体したほうは無罪だが、合体されたほうは罪に問われたからだ。男のくせに女みたいにハメられるとは何事か、ということらしい。

   ほかにも、「筋肉大好きなだめんず・うぉ~か~」だったミケランジェロ、おっぱいやお尻が大好きだったルノワール、「ヒモ亭主」なのに亭主関白だったロダンなど、興味深い話題が満載だ。

   単行本(ソフトカバー)、224ページ。定価1470円。

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