7時間生放送で「まるでマラソンみたい」 ドコモが4月からスマホ向け放送
mmbi（エムエムビーアイ）と NTTドコモは2012年2月16日、スマートフォン向け放送「NOTTV」（ノッティーヴィー）を4月1日から始めると発表した。東京・六本木で開かれた記者会見には押切もえさん（32）ら番組司会者が姿を見せ、「ファッションやセール情報を生中継したい」などとアピールした。
Jリーグやプロ野球も生中継
「notty★LIVE 7時間！」の司会者。左から磯山さやかさん、加藤夏希さん、敦士さん、押切もえさん、宮地真緒さん、赤井沙希さん（16日、都内で）
NOTTVは、アナログテレビ停波後に空いた周波数帯域を利用して行われる放送で、従来の放送のような「リアルタイム放送」と、番組を一時保存できる「蓄積型（シフトタイム）放送」の2種類がある。生放送にこだわった編成が特徴で、3チャンネルあるリアルタイム放送のうち、生放送は週284時間にのぼる。
CSチャンネル「TBSニュースバード」（4月～10月）「日テレNEWS24」（11月～3月）から番組供給を受けて24時間体制でニュースを流すほか、Jリーグやプロ野球の生中継も行い、ロンドン五輪の放送権獲得も目指す。
自社制作番組では、月～金曜の毎日7時間にわたってファッション、コスメ、グルメなどの情報を生放送で届ける「notty★LIVE 7時間！」が柱。発表会には司会者6人も姿を見せ、
「まるでマラソンみたい」（加藤夏希さん）
「ぜひ自分と同世代の人に見て欲しい」（押切もえさん）
「同世代の人が結婚しているので、番組の中で幸せな報告ができるように頑張りたい」（磯山さやかさん）
と、次々に長時間番組に対する意気込みを口にしていた。
対応端末は2機種からスタート。4.5インチの液晶を搭載したスマートフォン「AQUOS PHONE SH-06D」（シャープ製）と7インチの液晶を搭載したタブレット端末「MEDIAS TAB N-06D」（NECカシオモバイルコミュニケーションズ製）を、3月から4月にかけて発売。12年度上期には、さらに5機種追加するという。
南関東、愛知、三重、大阪、京都、兵庫、滋賀、奈良、福岡、沖縄からサービスを始めるが、14年度末までには全国に展開する予定。月額サービス利用料420円（税込み）。2015年度までには500万契約を獲得し、単年度ベースでの黒字化を目指す。
