16才の原節子 全国のスクリーンへ

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© Matthias Fanck
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   ティアンドケイテレフィルムは、原節子の出世作として知られる日本映画の傑作「新しき土」を2012年4月から全国で公開する。

   1937年の製作で日本最初の国際合作映画といわれる。海外(独)からは山岳映画で知られるアーノルド・ファンク監督が起用されている。対する日本側は監督には伊丹万作。特撮には若き円谷英二が参加している。

   見どころは、なんといっても原節子。じつは今年は、原節子の出演作品として最後に公開された「忠臣蔵 花の巻・雪の巻」(1962)からちょうど50年。それを記念しての公開だという。

   原節子は、当時16才。洋装、和装、セーラー服、剣士姿に水着姿まで披露し、そのフレッシュな魅力で観客を虜に。これを機にスターダムにのし上がった。脇を固める俳優たちも豪華だ。日本で最初の国際的映画スター早川雪洲、内田吐夢監督に見いだされた小杉勇らだ。

   ストーリーは、欧州留学を終え帰国した青年輝雄(小杉勇)は、帰りを待っていた許嫁光子(原節子)とその父(早川雪洲)に迎えられる。しかし西洋の文化に慣れてしまった輝雄は、許嫁という日本的監修に違和感を覚え、悩む。輝雄の変化に気づき絶望した光子は、花嫁衣装を胸に抱き、噴煙を上げる険しい山に一人登り始める・・・。

   「新しき土」には、フランク監督が責任監督・編集をつとめた「日独版」と、伊丹監督の「日英版」の2つのバージョンがある。今回「日独版」は、4月7日から東京都写真美術館を皮切りに順次全国上映する予定で、「日英版」は、東京都写真美術館で4月27日に特別上映される。価格は、一般1500円、前売券1300円となっている。

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