2022年 5月 17日 (火)

「スマート家電、使えない」は食わず嫌い? テレビ、冷蔵庫…未来はもうそこに

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   スマートフォンやインターネットとの連動機能を持つ「スマート家電」を、各社が相次いで投入している。家電業界復権の起爆剤に、との期待も高まる一方で、「連動させる意味はどこにあるの?」といった声もある。

   試してみる前から「使えない」と切り捨てるのは簡単だが、中には私たちの暮らしを大きく変えてくれそうな製品も。家電メーカーが描く「未来図」とは。

未来の暮らしは「冷蔵庫」が主役?

スマート家電の一例。スマートテレビを打ち出した「LG Smart TV」
スマート家電の一例。スマートテレビを打ち出した「LG Smart TV」

   「スマート家電」論争を盛り上げるきっかけとなったのが、2012年8月にパナソニックが大々的に発表した一連の製品だ。Android(アンドロイド)スマホとの連携で、たとえば洗濯機では洗剤や柔軟剤の分量をクラウド上のデータを元に設定できたり、冷蔵庫では節電に関するデータを確認できたりする。

   ただ一部の機能には「あえてスマホを使う必然性が感じられない」などと疑問の声も。目玉と位置づけたエアコンの「外出先からの遠隔操作」機能が、経済産業省からの「物言い」で実装できなかったのも痛い誤算だった。一方、データが活用できる健康関連製品などは一定の評価を得た。

   パナソニックとは異なる方向性で「スマート家電」の方向性を示したのは東芝だ。2012年10月の国際展示会「CEATEC JAPAN 2012」では、冷蔵庫を中心に家電を連携させるというプランを紹介した。

   冷蔵庫にセンサー・画面付きの情報端末を搭載し、顔色や脈拍などから利用者の健康状態を把握する、家電の使用状況などから利用者の生活パターンを学習してエアコン・テレビなどを自動運転する、家電全体で電力使用量を最適化する、などの機能を搭載予定で、2013年度からの販売開始を目指す。

   このほかシャープも、スマホと連携させたお掃除ロボ「COCOROBO」を通じてエアコンや照明などの電源をオン・オフできる新機能を、CEATECで発表している。いずれも現時点ではまだ試行錯誤中との感もあるが、かつてSFなどで描かれた「21世紀の未来生活」に、現実が着実に近づいてきていることを実感させてくれる。

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