2024年 4月 24日 (水)

プリントゴッコ「ありがとう、そしてさよなら」 事業完全終了、思い出話に花が咲く

人気店や企業から非公開の招待状をもらおう!レポハピ会員登録

   あの「プリントゴッコ」が、35年の歴史にひっそり幕を下ろした。

   プリントゴッコは、理想科学工業が1977年以来販売していた家庭用印刷器具のブランド名だ。「シルクスクリーン」と同様の仕組みで、カラフルなイラストなどを手軽に作れるのが売りだった。特に年末の年賀状作りには重宝した人も多いだろう。現在20代の記者も小学生時代はお世話になった。元版を作るときのフラッシュのまぶしさは、今でもまぶたに焼き付いている。

2008年に本体販売を終了していた

事業終了したプリントゴッコ。左は1977年発売の「B6」、右は95年発売の「PG-11」
事業終了したプリントゴッコ。左は1977年発売の「B6」、右は95年発売の「PG-11」

   1996年には累計販売台数1000万台を達成するなど、90年代までは広く用いられたプリントゴッコだったが、以後はパソコンの普及もあって低迷、2003年にはデジタル化した「プリントゴッコjet」も発売したが巻き返しには至らなかった。

   08年に本体販売を終え、以後もランプやインクなど消耗品の販売やサポートは続行していたが、需要減による生産困難を理由に12年12月28日をもって、プリントゴッコ事業全体を終了した。以前から終了が告知されていたこともあり大手メディアもほとんどこの話題を報じることがなく、ひっそりとした「お別れ」となった。

姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中
カス丸

ジェイキャストのマスコットキャラクター

情報を活かす・問題を解き明かす・読者を動かすの3つの「かす」が由来。企業のPRやニュースの取材・編集を行っている。出張取材依頼、大歓迎!