「新鮮な空気」缶詰配る中国富豪 政府にはいた「毒舌」とは

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   「史上最悪」ともいわれる大気汚染に揺れる中国で、ある商品が話題になっている。それは「新鮮な空気の缶詰」だ。

   中国の富豪で、異色の慈善事業家としても有名な陳光標さんが売り出しているもので、価格は1つ4~5元(約60~75円)。2013年1月30日には陳さんが自ら街頭に立ち、23万缶を無料配布した。ロイターや中国各紙が報じている。

10日間で「800万缶が売れる」

中国で話題の「新鮮な空気」。「陳さんの笑顔」が描かれている
中国で話題の「新鮮な空気」。「陳さんの笑顔」が描かれている

   この「空気の缶詰」は、陳さんが2012年から売り出していた商品だ。中身は台湾や新彊などで採取した「きれいな空気」で、ジュースのような缶の側面には、陳さんの「さわやかな笑顔」が描かれている。

   陳さんは以前から、災害現場や社会問題の現場に現れては、派手な「慈善」パフォーマンスを行うことで知られている。2011年の東日本大震災の際にも、中国国旗付きの車で駆けつけ、被災者「救援」に当たったことが話題を呼んだ。

「さあいらっしゃいいらっしゃい、新鮮な空気、1人1缶だ!」

   北京晨報が伝えたところによれば、陳さんは自ら声を張り上げて自前の「空気の缶詰」を配って回った。たちまち辺りには人垣ができ、集まった報道陣に対しては「政府や企業のトップよ、GDP成長や目先の利益のために、子どもや孫を犠牲にするな!」と持論をぶったという。

   この10日間だけで、すでに800万缶が売れたと報じられている。陳さんは収益の全額を貧困地域に寄付する予定だという。

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