2020年 1月 18日 (土)

週刊「日常は音楽と共に」...本田聖嗣
月の光に何を見る

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イタリアで生まれたドビュッシー「月の光」

   音楽家だって、月を見ていろいろ考えます。フランスの当時の若手作曲家の登竜門の最高の賞、「ローマ大賞」を受賞して、イタリア・ローマに留学したクロード・ドビュッシーは、イタリアがあまり気に入らず、パリに帰りたい帰りたいと考えていました。しかし、イタリア滞在中に立ち寄ったベルガモ地方で、着想を得て、ベルガマスク(ベルガモ風の)組曲、という組曲をものにします。その3曲目が、有名な「月の光」。青年の葛藤と、異国の空の下での不安、それを、いつも変わらぬ月の光に託したこの曲は、その後の人々の心にも、いつも「月の光」を差し込ませてくれます。お月見のお供に、いかがでしょうか。

本田聖嗣プロフィール
私立麻布中学・高校卒業後、東京藝術大学器楽科ピアノ専攻を卒業。在学中にパリ国立高等音楽院ピアノ科に合格、ピアノ科・室内楽科の両方でプルミエ・プリを受賞して卒業し、フランス高等音楽家資格を取得。仏・伊などの数々の国際ピアノコンクールにおいて幾多の賞を受賞し、フランス及び東京を中心にソロ・室内楽の両面で活動を開始する。オクタヴィアレコードより発売した2枚目のCDは「レコード芸術」誌にて準特選盤を獲得。演奏活動以外でも、ドラマ・映画などの音楽の作曲・演奏を担当したり、NHK-FM「リサイタル・ノヴァ」や、インターネットクラシックラジオ「OTTAVA」のプレゼンターを務めるほか、テレビにも多数出演している。日本演奏連盟会員。

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