2018年 7月 21日 (土)

『21世紀の資本』を理解する21のヒミツ 「元官僚」経済学者が「図解」解説本

印刷

   経済書としては異例の13万部――フランスの経済学者トマ・ピケティ氏の『21世紀の資本』(みすず書房、訳・山形浩生ら)が、日本でも売行きを伸ばしている。とはいえ、本文だけで600ページもある分厚い本だけに、読み始めたものの挫折した人や、購入するのをためらっている人も少なくなさそうだ。そんな中、「たった21枚の図で『21世紀の資本』は読める!」と、図表に注目した解説書が登場した。

   『図解ピケティ入門』(あさ出版)。2015年2月20日、発売。1300円(税別)。著者は、経済学者の高橋洋一・嘉悦大学ビジネス創造学部教授。元財務官僚で、内閣参事官も務めた。

   同書は第1章で、『21世紀の資本』に登場する図表のうち、「本当に重要」なもの21枚を著者がピックアップし、視覚に訴えながら解説を加えている。これらの図は、ピケティ氏が集積した、20か国、300年分のデータのいわばエッセンスだ。そこから現れた「格差拡大」の実相とは果たして・・・。

   また、第2章では「結局のところ、ピケティは何を言いたいのか?」について、14ページという短い分量で、分かり易く噛み砕いて説明している。ピケティ氏の「日本語未訳論文」要約を載せた第3章も、理解の助けになりそうだ。

   同書は160ページ。『21世紀の資本』本文の4分の1程度だ。著者は最後に、「個人個人が正しい知識をもって、社会について考えていくこと」の重要性を指摘し、「こうした主体性こそが、この格差社会を変えていく原動力となるのである」と結んでいる。

  • 『図解ピケティ入門 たった21枚の図で「21世紀の資本」は読める!』
    『図解ピケティ入門 たった21枚の図で「21世紀の資本」は読める!』
今すぐ無料会員に登録して、コメントを書き込もう!

注目情報

PR
J-CAST会社ウォッチ会員向けセミナー
しごとの学校
  • スマホでわかるGDPR入門セミナー ~あなたの会社、準備は大丈夫ですか?~

  • 企業承継と相続対策セミナー 弁護士は見た!「社長が認知症に!? 悲惨な現実と対応策」

  • 「"無期転換ルール" あなたの会社は大丈夫?」 ~これからでもできる!企業のリスク回避術~

  • 追悼
    J-CASTニュースをフォローして
    最新情報をチェック
    電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中