高齢運転者問題、危険運転に取り組むイノベーション ガリバー×ベンチャー企業が車社会に新市場創造

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   中古車販売大手のガリバーインターナショナル(東京都千代田区)はベンチャー企業と提携して新事業を創り出すプログラム「Gulliver Accelerator(ガリバーアクセラレーター)」を2015年7月から行っている。このほど、応募で集まった150チームの中から実際にプログラムに参加して事業を立ち上げる3社を選出した。

  • ガリバー代表取締役社長の羽鳥貴夫氏
    ガリバー代表取締役社長の羽鳥貴夫氏
  • ハタプロはflagle.ioで最優秀賞を獲得した
    ハタプロはflagle.ioで最優秀賞を獲得した

IoTデバイス開発、屋外広告、ITベンチャー3社決定

   ガリバーが持つ「資産」「メンタリング(対話や助言による成長支援)」「資金」を、ベンチャー企業が持つスキルやノウハウとマッチさせ、新たな市場を創造することが狙いだ。モノとインターネットを繋げるIoT(インターネットオブシングスの略)を展開するハタプロ、屋外広告事業を行うgCストーリー、ITベンチャーのトイロの3社が選ばれた。

   ハタプロは高齢運転者問題や危険運転問題を減らすための「車内見守り市場」に目をつけた。座席の背もたれ上部についているヘッドレストに取り付けるだけで車の加速度、温度、花粉、騒音、位置情報などを自動で収集し、データ化して分析するデバイス、IoT・flagle.ioを開発した。集めた情報をもとに交通事故危険箇所をまとめた地図の作成などへの応用につなげる。

ガリバー提供のメンターと事業開発

   gCストーリーは自社の看板事業で培った全国ネットワーク、職人のオペレーション管理、職人の発掘・教育・評価という3つの強み生かして「自動車検査員クラウドソーシング」を生み出した。部品の溶接やボルトの締めの確認作業といった作業に慣れている看板職人のスキルを中古車の検査に生かし、客観的な中古車情報を低価格で消費者に提供するサービスを展開する。

   トイロはガリバーの持つ車両情報、在庫情報、購買データをもとにシーンに合わせた車選び情報を発信するキュレ―ションメディア「carlor.」を開設した。「デートで彼氏にのってきてほしい車」「スキー・スノボを楽しむために使いたい車」といった消費者の感情的な検索に対応している点が特徴だ。

   12月17日に開催された「Demo Day(デモデイ)」では、3社とガリバーが提供する社内外のメンター(助言を行う専任者)による3か月間にわたる事業開発の成果をプレゼンテーションし、ハタプロが最優秀賞を受けた。

   3社すべての事業化が決定しており、プログラム終了後も本格的な事業開始に向けて協業を進めていく。

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