2024年 5月 3日 (金)

健康長寿の切り札となりうるか 医療研究者が熱視線を注ぐ「ALA(アラ)」  商品化相次ぐ理由

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SBIとライザップが認知向上のため手を組んだ

   2016年7月12日、東京都内でSBIホールディングス(以下、SBI)とRIZAPグループ(以下、ライザップ)による事業構想共同発表会が開催された。ALAを主成分とする製品の研究開発に取り組むSBIと、トレーニングジムの運営や健康食品・ダイエット食品を販売するライザップが、ALAの普及を目指して提携する。

   ゲストとして招かれた慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科兼環境情報学部、兼医学部内科学講座兼先端生命科学研究所 ヘルスサイエンス・ラボ代表の渡辺光博教授は、ALAを補給できれば、老化に伴う疾患を制御する効果が期待できるのではないかと発言した。

「ALAを外部から取り込むことによって、体内の糖や脂肪が効率的に使用されてエネルギー代謝が高まり、血糖値が正常化するなど、好循環をもたらすと考えられます」
「予防医学にALAを応用できれば、健康長寿が実現し、健康保険料を抑制できるかもしれません」

   3、4年前からALAのサンプルを飲み始めたという渡辺教授は、服用後次のような変化があったと話す。

「体の調子がいいのはもちろんですが――頭の回転が良くなりました(笑)。アイデアが次々に出てきて、精神的なサポートを感じることが多い」

   発表会のトークセッションに参加したSBIの北尾吉孝代表取締役執行役員社長も、65歳にして体の変化を実感しているそうだ。

「私はずいぶん長く飲んでいるんですが、爪や髪の毛の伸び方が早くなった。僕と握手する人から『手が温かいね』と言われる。体温がだいぶ上がったんだと思います」

   北尾社長の変化について、SBIファーマの中島元夫取締役執行役員専務が丁寧に説明した。

「体温が上がる効果については、京都府立大学の木戸康博大学院教授が克明に調べています。50mg服用すると、6時間にわたって体温が0.6度くらい上昇する。ということは1日300kcalくらい動かずして消費することになります。疲労に対する耐性ができるのも確実で、ALAを飲んで富士山を登ると通常起きる頭痛が少ないそうです。脳にいく酸素が増えているからではないかと考えます」

   「『結果にコミットする』と常々言っている以上、本当に効果が出るものだけを追求している」というライザップの瀬戸健社長。トレーナーにALAを主成分とする機能性表示食品を試してもらったところ、その効果に確信を抱き、今回の事業提携を決断した。

「筋疲労が軽減されてくると、筋肉の限界までトレーニングをやれます。ALA配合の機能性食品にかけてみたい」

   健康上のトラブルを抱える人のみならず、元気な人に対しても有効な機能をもつALA。抗生物質やステロイドの登場は医療に革命をもたらしたが、それらを超える画期的な物質となり得るか。最新の情報は「ALAエイジングケア研究所」が詳しい。

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