2024年 4月 29日 (月)

■有馬記念 「スポーツ5紙競馬G1予想ランキング」 全紙が◎サトノダイヤモンド

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    2016年の最後を飾る大一番。グランプリ、第61回有馬記念(GI、中山・芝2500メートル)は、ファン投票第1位で、天皇賞・春(GI、京都・芝3200メートル)とジャパンカップ(GI、東京・芝2400メートル)を制覇したキタサンブラックを筆頭に、「最強世代」といわれる3歳のクラシックレースの一つ、菊花賞(GI、京都・芝3000メートル)の勝ち馬、サトノダイヤモンドや昨年のグランプリホース、ゴールドアクター、春のグランプリの宝塚記念(GI、阪神・芝2200メートル)で牡馬を蹴散らした5歳牝馬のマリアライトら、今年の競馬界を盛り上げてきたメンバーが勢ぞろいする。

心身ともに成長、古馬を撃破する」の評価

   目移りする好メンバーだが、スポーツ5紙の本命◎は、なんと5紙とも3歳牡馬のサトノダイヤモンドを推した。

   日刊スポーツは、菊花賞を圧勝。「外々を楽にまくって2着に2馬身半差は実に中身の濃い勝ちっぷり」と、ベタ褒め。「中間の調整過程を見ても、さらに成長を感じさせる」と太鼓判を押す。スポーツニッポンは、「データを検証したが、ほとんどがキタサンブラック優位を示すものだった」としながらも、サトノダイヤモンドはそんなデータを覆すとみている。「キタサン以上の絶対能力を感じる」と推す。

   サンケイスポーツは「将来性豊かな3歳馬が古馬を撃破する」という。前走の菊花賞の勝ちタイムは、昨年の菊花賞馬・キタサンブラックより0秒6速い3分3秒3。このタイムもあるが、「タイム以上に、レース内容が秀逸だった」と評価する。スポーツ報知は、菊花賞の強さを、「春より心身ともに成長を感じさせるレースぶりだった」と、3歳馬の若さに期待する。デイリースポーツも、「秋になり、心身ともに成長。菊花賞では余裕のある走りで後続に2馬身半差で圧勝した。古馬が相手でも能力上位だ」とみた。

   ファン投票1位のキタサンブラックを対抗○に推したのが、スポニチ、サンスポ、デイリーの3紙。逃げ馬には絶好の1番枠に入ったキタサンブラックだが、サンスポは「逃げ宣言のマルターズアポジーに、すぐ隣の2番にはゴールドアクターが入った。(前走の)JC(ジャパンカップ)以上に積極策で連覇を狙いに行くはず。外から次々にこられては、楽な競馬にはなりそうにない」と読み、対抗○に割り引いた。

連覇ねらうゴールドアクターは評価下がる

   ニッカンは「ジャパンCは完璧な逃げ切り」と一目置くが、「さすがに上積みは見込みづらいうえ、マークもより厳しくなる」とみる。ただ、「大崩れはない」とみて、単穴▲に評価した。スポーツ報知も単穴▲にとどめているが、騎乗する武豊騎手が「勝利」にどう導くかにも注目だ。

   ニッカンの対抗○は、これまでGIレースで7戦して2着3回のシルバーコレクター、サウンズオブアース。「もう頂点に立てるだけの力を秘める」とみた。「好調を維持」して差がないと評価するスポーツ報知も、対抗の○印を打つ。

   昨年のグランプリホース、ゴールドアクターにはニッカンが☆印。他の4紙には△がずらり。前走のJCが3番人気の4着だったことが評価を下げたようだが、無視はできない。

   天皇賞・春、前走のJCでともにキタサンブラックの3着だったシュヴァルグランにはサンスポとデイリーが単穴▲、ニッカンとスポニチが△に推し、前走の金鯱賞(GII、中京・芝2000メートル)を勝って臨むヤマカツエースにはスポニチが▲を打ち、スポーツ報知が★印を、デイリーが△に推した。

   2015年のオークス(GI、東京・芝2400メートル)と秋華賞(GI、京都・芝2000メートル)を勝った4歳牝馬のミッキークイーン、2015年のエリザベス女王杯(GI、京都・芝2200メートル)と16年の宝塚記念を勝ったマリアライトの2頭の女傑、また前走で中山の長距離戦(3600メートル)ステイヤーズステークス(GII)を勝ったアルバートに、△印が回った。

   過去、シンボリルドルフ、オグリキャップ、トウカイテイオー、グラスワンダー、シンボリクリスエス、ディープインパクト、オルフェーヴル、ジェンティルドンナ・・・その名をあげれば切りがないほどの名馬が並び、また劇的なドラマを生み出してきたグランプリホースたち。連覇か、新たな名を刻むことになるのか――。有馬記念の発走は、12月25日15時25分だ。

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