田中将大、開幕「大乱調」のワケ 魔球スプリットがいつもと違っていた

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   大リーグ・ヤンキースの田中将大投手(28)が、開幕のマウンドで「大炎上」した。

   2017年4月3日(日本時間、以下同)のレイズ戦、2回2/3イニングを投げ7失点とKO。伝家の宝刀が振るわなかった。

  • ヤンキース・田中将大(写真は2016年12月撮影)
    ヤンキース・田中将大(写真は2016年12月撮影)

「投げるボールが他になかった」

   田中投手は、フォーシーム、ツーシームを中心に、切れ味鋭いスライダーと、「決め球」であるSFF(スプリット・フィンガード・ファストボール)が持ち味のピッチャー。

   スプリットは、ストレートと似た軌道・球速で、打者の手前でストンと落ちる。「現代の魔球」とも言われ、カブスの上原浩治投手(42)や岩隈久志投手(35)なども武器にする。田中投手はこの球で多くの打者を苦しめてきた。

   スプリットは、回転を抑えて投げることで落差が大きくなる。MLBの平均回転数は1524回転/分(2015年)で、元・タイガースのマイク・ペルフリー投手は、830回転/分と非常に落差のある「魔球」を投げる。

   しかしこの試合、田中投手はスプリットを多投するもいつもの鋭さは無く、ことごとく打ち返される。2回には、落ちきらなかった球をロンゴリア選手に左翼席まで運ばれた。この試合を放送したNHK-BS1では回転数が表示されたが、それによると、この時に投げたのは1576回転/分。1回にスミス選手から三振を奪ったのは1212回転/分だった。

   田中投手は試合後の会見で、

「打たれたのはスプリットばかりだったと気づいていたが、投げるボールが他になかった」

と振り返る。

   次回の登板は9日のオリオールズ戦。スプリットのキレが戻っているのか、注目だ。

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