カス丸 はーい、ぼくカス丸きゃすう。先週の桜花賞は▲◎○で三連複、当てたじぇい。爺も△◎△で当たったよ。カスヨ姉さんだけが、不調だじぇい。今週は皐月賞（2018年4月15日、中山競馬場、芝2000メートル）きゃすう。1番人気が見込まれたダノンプレミアムが出なくなったよ。どうなるの、カスヨさん？カスヨ ひとこと多いのよ、カス丸。調子乗ってんじゃないわよ。私は大穴狙いなんだから、チマチマした予想はしないのよ、わかった！？さて、皐月賞ね。今年は昨年と違って、牝馬はいないわ。イケメン若駒ばかりね。興奮しちゃうわ。このレースわね、共同通信杯（東京競馬場、芝1800メートル）で連対（2着以内）した馬が強いのよ。過去5年を見ても、16年ディーマジェスティ、15年ドゥラメンテ、14年イスラボニータと3頭も優勝しているわ。12年にはゴールドシップが勝ったわ。今年は1着だったオウケンムーンが出るわね。皐月賞は2000メートルだけど、共同通信杯は1800メートル。短いほうがレースの流れが速いし、そうした経験が役立つわ。皐月賞と同じコースでも勝ったことがあるし、条件はぴったしよ。本命◎にしたわ。ダノンプレミアムの2着だった馬たちガジュマル爺 共同通信杯はそのとおりじゃが、ややマイナーなところが気がかりじゃな。オウケンムーンの父はオウケンブルースリ。父はGI菊花賞（京都・芝3000メートル）には勝っているが、さらにさかのぼればトニービン→ジャングルポケットの血筋で、やはり長めの距離で東京競馬場みたいに広いところが得意なんじゃないかのう。中山は4か所にコーナーがあるし、器用でないとうまく回ることができんのじゃ。ばんばん飛ばせばいいというもんではないんじゃ。そこで、わしの本命◎はワグネリアンじゃな。皐月賞のトライアルレース、皐月賞と同じコースを使う弥生賞で2着。1着のダノンプレミアムがいないんじゃから、目の上のたんこぶが取れたようなもんじゃ。しかもデビューしてから3連勝。前走で2着とはいえ、このメンバーなら底力ナンバー1じゃろ。カス丸 対抗○はどっちもステルヴィオだじぇい。どうして？ガジュマル爺 この馬もダノンプレミアムに泣かされてきたんじゃ。昨年12月の2歳チャンピオンを決める朝日フューチュリティステークス（阪神、芝1600メートル）で2着、その前のサウジアラビアロイヤルカップ（東京、芝1600メートル）でも2着。いずれも1着がダノンプレミアムじゃ。1着がいなければ当然勝つじゃろ。実際、3月のスプリングステークス（中山、芝1800メートル）ではプレミアムが出てないから1着じゃった。ワグネリアンと同じくらいの力を持っておるが、ローテーションはワグネリアンのほうがいいから、こっちは対抗の評価、というわけじゃな。わかったかのう。カス丸 わかったじぇい。穴はどんなのがいるきゃすう？カスヨ 私のオススメはタイムフライヤーよ。皐月賞と同じコースで昨年暮れにあったホープフルステークスを勝ったGI馬。ワグネリアンは多頭数のレースをしてないけど、こっちは経験済みよ。トモ（後肢）が弱いといわれてきたけど、追い切りでは大丈夫の太鼓判が出たわ。次はジャンダルムかしら。先行できるし、大崩れがないのがいいわ。ホープフルステークス2着、弥生賞3着と必ず来てるし、鞍上がユタカちゃんというのが安心ね。サンリヴァルもいいわよ。昨年9月に同じコースの芙蓉ステークスを勝っているわ。暮れのホープフルステークスでは先行していた馬が次々と崩れる中で、ただ一頭最後まで粘ったわ。トライアルレースの弥生賞でも逃げて4着。ダノンプレミアムがいなかったら3着ってことよ。キタノコマンドールはどうなのかガジュマル爺 わしはジェネラーレウーノじゃな。ちょっと前走からの間隔が空いてしもうたが、3連勝中で、しかも全部2000メートルというのがいい。父スクリーンヒーロー産駒は中山との相性も悪くないんじゃ。グレイルもいいわい。共同通信杯では7着と振るわなかったが、京都2歳ステークス（京都、芝2000メートル）を勝っているし、力はもっておる。それと混戦のときは、あの破天荒なオルフェーブルの仔、エポカドーロあたりが飛び込んでくる気がするんじゃが。カス丸 あれえ、ビートたけしが名前をつけたというキタノコマンドールが出てこないきゃすう。なんで？カスヨ ディープインパクト産駒で、騎手がミルコ・デムーロちゃん。魅力的なんだけど、どうみてもキャリア不足ね。2戦2勝と戦績は立派なんだけど、キャリア2戦で勝つのは至難の技ね。カス丸 うーむ、なんだかすっきりしないきゃすう。何が来てもおかしくないじぇい。当日は雨だというし、先行して騎手も安定してる人、というと、本命◎はジャンダルムだじぇい。当てるじぇい。
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