2020年 12月 5日 (土)

小栗康平、崔洋一、行定勲監督らがゲストトーク 日大芸術学部学生が12月に映画祭「朝鮮半島と私たち」

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   日大芸術学部の学生たちによる恒例の映画祭が今年も12月に東京・渋谷のユーロスペースで開かれる。8回目となる今回のテーマは「朝鮮半島と私たち」。ちょうど南北関係の融和が急速に進み、日本と韓国・北朝鮮の関係にも影響を及ぼしそうな気配が強まっているだけに、きわめてタイムリーな企画といえそうだ。

日本人のほとんど知らない作品も

   上映されるのは、1930年代から現代までの18作品。芸術学部映画学科映像表現・理論コースの三年生の学生たちが議論して選んだ。

   今村昌平監督の『にあんちゃん』(1959)、浦山桐郎監督の『キューポラのある街』(1962)、大島渚監督の『絞死刑』(1968)、小栗康平監督の『伽倻子のために』(1984)、行定勲監督の出世作『GO』(2001)、阪本順治監督が金大中事件を主題に日韓合作で撮った『KT』(2002)、ビートたけしが主演した崔洋一監督の『血と骨』(2004)、沢尻エリカが在日朝鮮人少女役を演じて注目された井筒和幸監督の『パッチギ!』(2005)などいずれも映画史に残る名作だらけ。贅沢すぎるラインナップだ。

   一方で、現代の日本人がほとんど知らない作品も上映される。『授業料』(1940)は崔寅奎が監督し、日本のスタッフが協力した日本語と韓国語が半々の作品。ドキュメンタリーの『京城』(1940)は、日本と朝鮮半島の文化が融合していた時代の街並みを鮮明に記録している。日本人の少年と朝鮮人の少年の友情を描いた短編劇映画作品『ともだち』(1940)もやはり京城(現ソウル)で撮影されたものだ。

   『授業料』のフィルムは2014年に中国電影資料館で発見された。このほか新たにロシア国立フ ルム保存所で発見された作品もあり、韓国映像資料院でデジタル復元、今回の映画祭で同資料院の協力で上映できることになった。

   朝鮮半島と日本側との苦い現代史などを捉えた作品を取り上げられる。帰国事業の実態に迫った在日2世のヤン ヨンヒ監督の『かぞくのくに』(2012)、日本政府に立ち向かう元慰安婦の姿を捉えたドキュメンタリー『沈黙-立ち上がる慰安婦』(2017)などだ。

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