2024年 4月 20日 (土)

■ホープフルS「カス丸の競馬GI大予想」
超良血サートゥルナーリア 3兄弟GI奪取か

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   カスヨ ねえねえ、カス丸ぅ。この中で1番強い2歳馬ってど~れだ?

   カス丸 カスヨ姉さん。いきなり、チコちゃんきゃすう?あまりにも当たらなくて、イヤになったきゃすう?

   ガジュマル爺 有馬記念も終わってみれば、やっぱり3歳馬が強かったってことじゃ。カスヨの穴狙いも穴違いばかりじゃな。

   カスヨ ふたりとも、おだまり! うるさいのよ。今週はいよいよ、ホントに今年を締めくくる、最後のGI「ホープフルステークス」(2018年12月28日、芝2000メートル)が中山競馬場であるのっ。あんたたちみたいに有馬記念の負け組に、JRAがモチ代をくれるっていうのよ。それも、仕事納めの日に。ドカンと当てて、札束握りしめて忘年会に突入するの! わかってる?

   カス丸 わかってるじぇい。「ど~れだ」って聞くくらいだから、カスヨ姉さんはもう決めてるきゃすう?

「カエルの仔はカエル」

   カスヨ 舞台となるコースはクラシック3冠の初戦、皐月賞(GI)と同じよ。つまり、ホープフルSで勝ち負けのレースができれば、一躍クラシックホースの最有力候補になれるのよ。将来性を見極める大事なレースね。で、私の本命◎は、ミッキーブラック。2走前の芙蓉ステークス(オープン)は今回と同じ舞台だったわ。そこで見事1着。中山コースは先行有利だから、前へ行けるのはいいわ。騎手は世界の若手ナンバー1の呼び声が高いオイシン・マーフィーちゃんだから手綱さばきも楽しみだわ。対抗○は2連勝中で、ルメールちゃんが乗るアドマイヤジャスタ。こちらも前で競馬ができるし、2000メートルを経験しているのがいいわ。終わってみれば、やっぱり外国人騎手が活躍した年だったというオチもあるからね。

   ガジュマル爺 カスヨは最後の最後までハズしたいようじゃな。2歳馬レースの基本はまず血統じゃ。レース経験のない2歳馬の予想は、血統がそのよりどころとなるんじゃ。今年はモノ凄い大物がおる。わしの本命◎は、新馬、萩ステークス(オープン 京都・芝1800メートル)を連勝した超良血馬サートゥルナーリアじゃ。また4枠5番と、「勝ってください」っていう枠に入ったわい。

   カスヨ うるさいわね。私はいつも穴狙いなのよ。爺みたいに1番人気ばかりに日和って、当てにいかないの。分かった?

   カス丸 その馬、そんなに凄いきゃすう?

   ガジュマル爺 そうじゃな。わしは新馬戦を見たのじゃが、もうなにもしておらん。騎手を乗せて、1周してきただけじゃった。父は香港スプリントを含む、短距離~マイルのGIを6勝したロードカナロア。今年の強い3歳馬の代表格で牝馬3冠にジャパンカップと、GI4勝を挙げたアーモンドアイの父でもあるんじゃ。母は2005年に日米のオークスを制したシーザリオで、サートゥルナーリアは9番目の仔になる。兄にエピファネイア(菊花賞、ジャパンカップ)とリオンディーズ(朝日杯フューチュリティステークス)という2頭のGI馬がいる。これは掛け値なしに超一流の良血馬じゃよ。おまけに調教もよかった。まったくブレのないフットワークで急勾配をパワフルに、しかも楽々と。末恐ろしい2歳馬じゃ。

   カス丸 じゃあ、勝てば3兄弟でGI制覇ってことだじぇい。血統がものをいうきゃすう。

   カスヨ 血統といってもね、単純じゃないわよ。エピファネイアもリオンディーズも中山では勝てなかったわ。エピファは父が違ってシンボリクリスエス。この産駒は中山を苦手にしてないはずなのに、エピファは弥生賞4着、皐月賞2着、有馬記念5着と勝てなかったわ。リオンディーズは弥生賞2着、皐月賞5着(降着)よ。こちらも父が違ってキングカメハメハ。中山と相性が悪いわけはないんだけど勝てなかったわ。母シーザリオの他の仔たちも中山を勝ってないわ。シーザリオは中山で2勝しているのに不思議なのよね。血統一辺倒では間違うのよ。やっぱりコーナーが4か所の中山は器用さが必要でスタミナも必要だから、シーザリオの仔はその辺りに何かがあるのだと思うわ。

最後の最後は関東リーディングの戸崎騎手が走る!?

   ガジュマル爺 サートゥルナーリアは父がロードカナロアだから大丈夫じゃ。余計な心配は不要じゃ。対抗○は、京都2歳ステークス(GIII 京都・芝2000メートル)で2着に入ったブレイキングドーンじゃ。新馬戦でカスヨが対抗○にしているアドマイヤジャスタに勝っておる。中山競馬場も最終日で馬場が荒れてきて力がいる馬場じゃから、ヴィクトワールピサ産駒にはピッタリじゃ。

   カス丸 あと、カスヨ姉さんのオススメはないの?

   カスヨ 1枠1番のニシノデイジーね。2戦目の未勝利戦を勝ってから、札幌2歳ステークス(GIII 札幌 芝2000メートル)、東京スポーツ杯2歳ステークス(GIII 東京 芝2000メートル)と重賞2連勝中。なんか、勝っても人気にならないのよね。単穴▲にするわ。勝浦正樹騎手にとっては、勝てば2007年の朝日杯フューチュリティステークス(中山=現在は阪神競馬場 芝1600メートル)のゴスホークケン以来のGI勝利。11年ぶりだから、勝たせてあげたいわね。でも、前残りのレースだと後ろから差してくるのが、届くかしら。それが、ちょっと不安だわ。東スポ杯2歳S3着のヴァンドギャルドも不気味だわね。大穴はコスモカレンドゥラよ。未勝利戦で中山の4つのコーナーを経験ずみ。前走は2000メートルで勝ち。着実に成長がみられるわ。最後の最後は関東のリーディングジョッキー、戸崎圭太騎手が締める! そんなこともあり得るのよ。

   カス丸 なんだか、混戦のような気もしてきたじぇい。でもここはスタミナ、スピードを備えて2回も重賞を勝ったニシノデイジーが本命◎だじぇい。最後を飾るきゃすう!

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